雄冬山
〜幌神社から左側の林道から浜益御殿経由(幌コース)〜 Part 3 |
やった〜山頂だ! | |
ハイマツに覆われている雄冬山山頂からの眺め |
目の前の雄冬山頂上を見上げながら「ハァ〜ハァ〜」と息を切らせ、何度も立ち止まり、呼吸を整えてはまた登る。
時計は10:50、本日の目標「雄冬山」山頂に辿り着いた。 登山口から、登り4時間25分、流石に多少の疲れはあるが、思ったより早いペースで着いたように思う。 雄冬山山頂部は、ハイマツ帯に覆われていて、その回りは、なだらかで広く大きなコブのようだった。 |
大パノラマ! | |
雄冬山からの絶景 |
雄冬山から見える素晴らしい絶景…
真正面には[浜益岳]が迫力ある姿で見えている。 いつものごとく「やっぱ、いいわコレっ!」ってつい口走ってしまうほどだ。 ここで、本日2回目の休憩(昼食)とシャレ込み、浜益御殿の1個に続き、2個目のオニギリと一口羊羹2個を食べる。 もっと時間があれば、豪華な食事をしたいところだが、そんなに呑気にしてもいられない…そうでもないが((笑 休憩も15分ほどで、すぐに下山開始すると同時に、下から登ってくる単独行の50代後半くらいの男性に会う。 お互い挨拶を交わし、少しだけおしゃべりをして別れる。 雄冬山までは、自分だけかと思っていたのに、まさか此処まで来る人が居たなんて全く思ってもみなかっただけに、驚きだった。 その後、難所もすんなり通過して、ハイペースで一目散に駆け下りるように最低コル付近まで下山する。 |
登り返し… | |
最低コル付近からの浜益御殿 |
最低コル付近までは、殆ど登り返しがないので、あっという間に下ってきた。
でも、ここからが正念場。 緩斜面から次第に急斜面の登りが待ち構えている。 それにしても、ここから見上げる浜益御殿の急勾配、「やっぱ、キツイぜコレっ!」とテンションが下がる思いだ。 とは言うものの、登らねば帰れないから、仕方なしに登らざる終えない((苦笑 |
息切れしそう… | |
浜益御殿への急登が続く登り返し |
とにかく何も言わずに、黙々と登り返す。
この急登の大斜面直登、まるで天国への階段かと思うほど息が切れそうだ。 天国への階段? 単なる韓ドラの見過ぎ? ((笑 |
急斜面が長い… | |
浜益御殿までの急登 |
浜益御殿までの直登、いよいよ最後の登りは、相当キツイ。
10歩登っては、一息の連続。 浜益御殿までの階段は、決して楽はさせてくれない。 我慢しながらも、登り続けるだけだ。 |
時々足が… | |
振り返ると遥か遠くに雄冬山 |
少しでも疲れを癒すために、時々横目で雄冬山を眺めては、気分を紛らわす。
でも、足の疲れはそう感じないのが救いかな。 今年から体力維持のために始めた、ジムでのウェイトトレーニング効果が出ているのかもしれない。 「いやっ!効果が出てなきゃ意味がないじゃん」 とにかく、御殿まで、ほぼ一直線に直登していく。 |
やっと、浜益御殿! | |
ハイマツに覆われた浜益御殿 |
呼吸不全になるくらいの勢いで登り、ようやく浜益御殿の山頂に着く。
「やったぁ〜!あとは下るだけだなぁ〜!」 さて、ここで最後の休憩をとり、水分補給にとりんごを食べる。 雄冬山で会った単独行の男性が、遥か下の最低コル付近に小さなアリのごとく見える。 「あぁ〜大変そう」…としか言えない。 それはそれとして、あとは、下る一方で楽勝、楽勝かな。 |
危険! | |
急斜面に亀裂(クラック) |
休憩も程ほどに、下山開始しようと何気なく浜益御殿のすぐ北側の斜面を見ると、横に長く大きなクラックが走っているのを発見。
この斜面も、いずれ雪崩れるのは時間の問題かと思われる。 そう思いながら、危険箇所を尻目に、すぐに一目散でハイスピード下山。 |
ガンガンと… | |
浜益御殿からの下り途中ハイマツの奥に雄冬山 |
下山中、時折、名残惜しくハイマツ帯の向こうに見える雄冬山を感慨深く眺めている。
二度と登る事がないかも知れない雄冬山をしっかり見納める。 「う〜ん、何だかなぁ〜。」 |
一気に下ると足が止まらねぇ〜 | |
最後の関門、チェーンゲートに着く |
下山途中、 スノーモービル乗り入れ禁止標識付近で、下山中の若い男女の二人連れに追いついて、お互い軽く会釈する。
彼らは、浜益御殿までの往復だと言っていた。 逆にお二人から、「何処まで行かれたのですか?」と聞かれ、自分は、雄冬山まで行ってきたと言うと、彼らは「エ〜ッ!そんなところまでぇ〜」とかなり驚いていた。 関係ない事だが、このお二人さんは夫婦なの?それとも恋人同士なの?…そんな事はどうでもいいはずなのだが、でも「何だか気になるよなぁ〜」 その後、若い二人に先行していただいて、自分は二人の邪魔にならないように少し距離をおいて、後を追うように黙々と下り続ける。 林道をショートカットしながら下るが、日中の気温が上がると共に、腐った雪で足を捕られながらも、あっという間に最後の関門、チェーンゲートに到着する。 若い二人と、ほぼ同時に下山完了する…時計は、午後2時15分、行動時間は約7時間50分(休憩含む)の日帰り山行でした。 あとはいつものように、、今日一日の思いを胸に、カーステレオで大好きな曲を掛けながら、澄み切った青空の中、海岸線をひた走らせて帰路に着いたのは言うまでもない。 |
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