マ〜ワ 行
巻き道 山の斜面をまっすぐ登らずに、回り道して登っていく山道のことをさす。大天井岳の周りには、鉢巻きしたような形の巻き道があ る。
水場 飲み水を補給できる地点。
木道 高層湿原などを守るために張られた細い木の道モレ−ン英語で堆積の意。
モルゲンロート 朝焼けのこと。
ヤセ尾根 幅が極端に狭く、不安感ならびに恐怖感を覚える尾根道。
藪こぎ 道が無かったり、登山道から外れたときに、ヤブの中をかき分けて進むこと。
山スキー 道が無い雪面でも歩いて行ける浮力を利用したスキーのこと。
雪が腐る 雪温が上がり雪が溶け始める状態。
ラッセル 雪を踏み、掻き分けて進むこと。
稜線(りょうせん) 山の峰から峰へ続く線のこと。
リングワンデルング 視界のきかない悪天候時に、真っ直ぐ歩いているつもりでも、同じ所へ戻ってきてしまうこと。
ルンゼ 急峻な岩稜や岩山にある大きな岩溝をさすドイツ語。フランス語ではクーロワール、英語ではガリーという。岩溝は登下降のルートになりやすい。尾根状の所は「カンテ」。
ルートファインディング 地図やコンパスを使って現在位置を特定し、目的地までのルートを判断すること。
露岩 地表に露出した岩をさす。露出した岩が多いところを露岩帯という。露岩帯は雨の降ったあとなどは滑りやすいので、慎重に通過したい。
ワカン 輪かんじきの略。雪の上を歩くときに、沈みにくいように靴の裏に取り付ける歩行用具。
ワンピッチ 山を歩く際は一定のペースで休憩をはさむ。通常は休憩前に50分〜60分ほど歩くのがパターンだが、この50〜60分歩行や歩ける距離をワンピッチという。「山頂まではワンピッチでいける」と言う表現で使われる。
ワンデリング 放浪、漂泊の意味。広い高原や草原、雪原で、濃霧(ガス)や風雪に遭遇したりすると、方向感覚を失い、さまよってまう状態のこと。
この場合、たいてい元の地点にもどってしまうことが多く、遭難の危険性があるので、方角がわからないときにはコンパスを活用したい。



        
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