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未知へ… |

幌加温泉手前登山口駐車地点
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北見山岳会2名と札幌組4名の総勢6名内女性2名でニペソツ山を目指す。
我々札幌組は、某場所で最後に待ち合わせしたUさんが新得方面まで運転をする。
そのあと自分が、最後の目的地の某別荘?まで運転を交代する。
そして、北見組と合流するが、着いたのは深夜1時半過ぎだったので、Kさんはすでにシュラフで夢の中で、もう一人女性のNさんは車中泊。
とりあえず、札幌組の4人もシュラフに潜りこみ就寝する。
目覚める頃、台の上で寝ていたKさんが突然、私とYさんの頭の上に落ちてきてビックリして目が覚めた。
時計は4時過ぎていて、もう起きなくてはならなかった。
殆ど睡眠は取れていないのか、少し疲れが残っている。
他のメンバーも皆起床、すぐに身支度を済ませ、すぐ近くにある国道からの幌加温泉入口へ向う。
国道から入るとまもなく右手に幌加登山口の林道がある。
いきなり積雪で車は入れず、此処からがスタートとなるが、かなり長丁場になりそうな予感。
この残雪・幌加コースからは、メンバーたち誰一人と登った事が無いという…この行く先は慎重に行動せねばならない。
さぁ〜いよいよ山スキーで登山開始…と思いきや、林道は所々残雪が途切れている…仕方なくその場は、スキー担いで歩くはめに。
先を少し歩けば、積雪箇所が多くなる。
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スタート… |

入山記帳箱地点 |
ようやくスキーを履いての登りとなるも、やはり所々残雪が途切れている。
雪の途切れた箇所は、無理やり脇道の笹の上をそのまま歩く。
やがて、入林記帳箱が左手に見えてくる。
ここが本来の登山口なのだろう。
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途切れたり… |

林道 |
淡々と林道を進むが、一向に標高が稼げない緩斜面がどこまでも続く。
「ん?、なんだ???」…林道に沿って、なにやら大きな穴がリズミカルに蛇行しながら続いている。
よく見ると、ヒグマの足跡だった。
しかも、かなりデカイのだ。
多分、私の記憶の中では日高で見た足跡に次ぐ大きさで、相当大きなヒグマのようだ。
残念だが、証拠写真は撮っていない。
皆に付いていくだけで精一杯だったのか、そんな余裕も無かったのだ。
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無理か… |

Co1662m付近・通称「展望台」
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道をショートカットするため、途中から林道を外れて山筋に入るといかなり急斜面になっていく。
何度も地図と睨めっこする状態が多くなった。
歩きやすい道を選ぶ事がこんなに大変とは…
結局、行き着く先は夏道である本来の林道ルートに戻る事になる。
林道に出れば出たで、積雪が所々途切れていて、何度かスキーを脱いだり履いたりを繰り返しながら歩き続けた。
やがて、林道から離れていけば積雪もしっかりしてきて、歩きやすくなる。
やがて夏道の三条沼北側を大きくショートカットする。
Co1490m付近からは、緩い緩斜面になり、やがて見晴らしの効く尾根の高台にでる。
ここから見えるはずのニペの東壁、ガスって全く見えない。
さらに歩みを進めると、ひときわ大きく立ちはだかるCo1662m峰の北壁を大トラバースする。
右下方向を見下ろすと、どこまでも続く急傾斜の大斜面となっている。
長いトラバースを慎重に通過すれば、通称Co1662m「展望台」となる。
その頂上直下付近から先は細尾根の急登が続いている…ここで、山スキーをデポしてツボ足歩行する事になった。
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ズボッ… |

シャクナゲ尾根 |
この細尾根は、通称「シャクナゲ尾根」と呼ばれている。
このシャクナゲ尾根を見上げれば、遥か上部に稜線が見えている。
すぐに尾根の取り付きにかかるが、2、3歩歩けば「ズボッ」と踏み抜き、膝上まで埋まり難儀するが、先を歩くメンバーたちの方がかなり大変だっただろう。
何度も踏み抜きながら、急勾配の尾根上に自生しているハイマツを掻きわけながら登る。
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地獄?それとも極楽? |

Co1888m前天狗東壁急斜面 |
尾根がキツくなり直登が難しいくなる頃、今度は左手の前天狗東壁の大斜面側に沿れて登る。
この東壁、見た目は雪崩斜面なのだが何とかなりそうという判断で、稜線に向って真っ直ぐに直登していく。
直登するも、息切れするほどの急斜面に手こずる。
とにかく、急だ。
かなり辛い登りに皆お疲れモード突入。
先頭をN(女性)さんが登り、Yさんがその後に続く。
どちらも凄い体力だ。
付いていくだけでやっとの状態だった。
後ろを振り向けば、体力自慢のTさんとKさんが遅れだした。
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ここからは… |

前天狗東壁直登 |
Tさんは、体調不良だったと後で知るが、前日の睡眠不足も一つの要因だったかなぁ〜とも思う。
やがて稜線もはっきりしてくるが、すぐ近くに見えていてなかなか辿りつかない。
今日の登りの最後の休憩をこの大急斜面の最中でとる。
この位置からは、糠平湖が右手遠くに見えている。
あともう一息、「もうチョイやなぁ〜」と独り言((笑
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癒し… |

ウペペサンケ遠望 |
休憩後は、いよいよ本日のラストランの登りをとなる。
辛い登りに苦戦しながら、ふっと左手を見ると遥か遠くにウペペサンケ山が望む事ができる。
独特の山容に迫力充分だ。
それを横目に、黙々と登ればようやく前天狗の上へと辿り付く。
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風除け… |

前天狗直下のテン場 |
ここまで費やした時間は、すでに7時間を大きく上回る。
前天狗付近一帯は、岩礫地状で積雪状態も薄く岩肌が露出している。
周りは、ガスっていて風も強く時折雪がチラつく。
天候状況によっては、今日アタックと目論んでいたが、景色も何も見えない状態では、登行意欲も薄れてくる。
なによりも皆、疲れていてそれどころではない。
とりあえず今日は、前天狗直下で風除けの雪ブロックを積みながらテン場を確保してテントを張る。
2時頃のテント内に潜りこみ、とりあえず「お疲れさん会」を催し、早めの夕食に美味しい辛めのカレーを頂く。
この辛くて美味しいカレーが胃袋を満たし、芯まで冷えた身体を暖めてくれる。
なによりも、今日の山行の疲れを一気に吹き飛ばしてくれる。
お疲れさん会では、自分の飲み物で皆から冗談交じりでひんしゅくを買う。
各自それぞれ飲み物を持参するのだが、アルコール苦手な自分はジュース、お茶、スポーツ飲料、極め付けにミルク入りコーヒーのペット500cc×8本を持ってきていた。
アルコール好きのメンバーたちは、いつものようにビールなどを持参しているかと思っていたら、意外や意外、あまり持参していなかったのだ。
「宮ちゃん、ジュースかよぉ〜、それはないべぇよ…ビールも担いでくれればいいのに〜」…とひんしゅくを買ってしまったのだ。
う〜ん、申し訳ないっす、でも仕方ないべさ、こればかりは。
食事をしながら談笑に花が咲いている頃、皆疲れているせいか、まだ外は明るいが夕方6時前にかなり早めの床につく。
ただ狭いテント内は、快適とは言いがたいが、皆疲れていたのか夜中に起きる事も無く爆睡だったらしい。
ただ、寝返りできないほど狭いのが、キツかった。
さぁ〜明日はニペの本峰登りだ…やがて深い眠りにつく。
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