黒岳(1984m)
〜 北鎮岳(2244m)
〜層雲峡・黒岳ロープウェイからのアプローチ / Part 1〜 |
【山行日】 | 2008年9月15日(月) | 【天候】 | 晴れ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【地域】 | 大雪山系 | 【標高差】 | 約550m(概算) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【駐車場】 | 黒岳ロープウェイの専用駐車場有り(無料) | 【人員構成】 | 複数行動 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【GPS】 | 【広域地図】 |
【行程&タイム】 休憩時間含む | |||
登り時刻 | 場 所 | 下山時刻 | |
8:00↓ | 黒岳ロープウェイ駅 | ↑15:10頃 | |
8:15↓ | リフト駅 | ↑14:25頃 | |
8:40↓ | 7合目登山口 | ↑14:20 | |
10:00↓ | 黒岳山頂 | ↑13:40 | |
10:35↓ | 黒岳石室 | ↑13:20 | |
11:30↓ | 北鎮分岐 | ↑12:50 | |
12:00↓ | 北鎮岳山頂 | ↑12:30 | |
7合目リフト終点発〜黒岳・北鎮岳 登り4:00 下り:2:40
【行動時間】約6時間40分(休憩含む) |
層雲峡黒岳ロープウェイ・ターミナル | |
8時発の順番待ち! |
札幌を早朝5時に出発して、道央自動車道を利用して一路層雲峡温泉に向い、7時45分に到着。
今回は、山仲間のOさん、Hさん、Qさんと私の4人での山行で、黒岳からお鉢一周巡りを予定するが、帰りの最終時間発のリフトに間に合うか心配だ。 気がかりなのは、数年前の転倒事故(別件)で、登山からしばらく遠のいていた70歳のOさんが心配。 事故以前までは、とても高齢とは思えないほどバリバリだったのだが、果たして、どこまで歩けるか歩いてみない事には分からない。 とにかく、急いで身支度を済ませた4人は颯爽と出発ロビーへと向かい、8時発の黒岳ロープウェイに乗り込む。 |
ロープウェイ出発! | |
発車直後のターミナル |
ここのロープウェイは何年ぶりになるのだろう。
こんなに大きなゴンドラだったっけ? それに層雲峡温泉周辺も大分変わったように思える。 昔の事を脳裏に浮かべながら妙に懐かしさが込み上げてきた。 いよいよ出発・・・ 左の画像をクリックするとゴンドラからの「北大雪の山々」がが見られます。 |
ロープウェイ終点5合目! | |
黒岳駅 |
出発してから7分くらいで「5合目黒岳駅」に到着する。
う〜ん、天候は申し分ないほど良い天気。 駅を降りると登山客や観光客で賑わっている。 比率は、7対3で圧倒的に観光客が多い。 まぁ〜そんな事はどうでもいいことなのだけど、次は7合目へと向うリフト駅に向う。 |
次はリフトに! | |
黒岳リフト駅 |
黒岳駅から、なだらかな通路を登る事3分、今度はリフト駅に着く。
高ぶる気持ちを抑えながら、今度は7合目まで向うリフトに乗り込む。 |
楽チン! | |
リフトに乗る |
雪のない山でのリフトって、不思議・・・
まるでスキー場の雰囲気なし・・・当たり前かぁ〜まだ9月だし((笑 でも、たまにはいいかもっ! それにしても、あまりにも良い天気で青空が映えて眩しいくらいだった。 |
ファイナル! | |
リフト終点7合目登山口小屋 |
そんなこんなで、10分?程度で「リフト終点」に到着。
まずは7合目登山口小屋を目指す。 と言っても、降りたらすぐ目の前だけど((笑 |
いよいよ! | |
歩き始めの木道 |
登山口小屋で入山届けに記帳して、すぐに出発。
歩き始めは、いきなり木道から始まる。 国立公園内という事もあり、ある程度の整備はされているのだろう。 |
石が! | |
ゴロゴロ石がいっぱいの道 |
この木道も最初だけで、その後は大きな石ガゴロゴロした急勾配の登りになる。
それでも登山道の殆どは、木道の階段状に整備されていてしっかりした道になっている。 登る人にすれ違う人、みんな登山者ばかりとは限らない。 足元を見たら一目瞭然、登山靴の人、運動靴の人、革靴の人、圧巻はハイヒールやパンプス? 登山靴や運動靴はともかく、ハイヒールやパンプスは誰がどう見ても、不釣合いだよなぁ〜 登りは何とかいいにしても、下りじゃ大変だろうに・・・怪我でもしなきゃいいが。 |
前方に! | |
マネキ岩 |
黙々と登り続ける事数十分、眼前にマネキ岩が見えてくる。
この辺りまで来ると、紅葉した木々見え始めてくる。 残念だが、いまひとつ紅葉が映えない。 黄色系はともかく、赤系がくすんでいる・・・ |
振り向けば… | |
後方の絶景 |
今年の紅葉はダメとかって、ある程度は聞いていたので覚悟はしていた。
今回は、紅葉狩りは諦めて、登山の醍醐味を楽しむ事にしよう。 そして、歩きながら時折振り返ると眼前に広がる北大雪の山並みが望まれる。 天気も申し分ないし、最高のロケーションだ。 でも、山では一刻一刻と秋の彩りが進んでいる・・・「やっぱり秋だべさ!」 なんて独り言を言っていた((笑。 |
もう一息? | |
間もなく黒岳 |
やがて黒岳山頂が近くなりつつある。。
最後の登りも九十九折の急登が続く。 もうひと踏ん張りの辛抱。 我慢我慢。 |
オ〜ッ! | |
黒岳山頂 |
七合目登山口から登る事1時間20分で、第一通過地点の黒岳山頂に到着。
いつものペースなら1時間もかからないはずだが、やはりOさんの足取りが少しおぼつかないようで、時間的にロスしている。 とにかく無理はできないので、Oさんのペースで登るしかない。 予定していた、お鉢巡りはちょっと厳しいかな。 ともあれ、ここですこし休憩することにした。 黒岳山頂には、50〜60人以上は居るのではないかと思うほど大勢の人々で賑わっている。 左の画像をクリックすると黒岳山頂からの旭岳方向の景色が見られます。 |
目指すは! | |
右下に黒岳石室 |
黒岳山頂で軽く行動食を胃袋に納めてながら15分程休み、今度は黒岳石室に向う。
山頂から石室へ向う方向には、手前右にに凌雲岳、その後方中央に北鎮岳がどっしりと眼前に構えている。 その山々の手前中央にに、小さく見えているのが黒岳石室だ。 登山道もはっきり分かるほど線を引いたように見えている。 さぁ〜先へ進もう。 |
ようやく! | |
石室へ続く平坦な道 |
石室までは、北海道としては超一級の登山道といっても過言ではないくらい整備されている。
それが良いか悪いかは判断に苦しむところなのだが・・・ そして、多少の時間はロスしてしまったが、ここまでは何とか順調に歩き続けている。 目の前には石室が見えている・・・もう少しだ。 |
唯一の! | |
黒岳石室 |
あっという間であるが、何とか石室に到着する。
今現在、道内では唯一この山小屋だけが食料などを販売している。 でも食堂は無い。 食料と言っても、ごく限られたものしかない。 もちろん宿泊も可能だ、もちろん有料だ。 外にテントを張ることも可能・・・但し、有料との事。 トイレは昔とは違って綺麗に整備された立派なトイレに変わっていた・・・しかもバイオトイレなのだ。 トイレには維持金徴収箱が備えられている・・・これだけ立派に整備されたトイレを使用するのだから当然と言えば当然なのだろう。 左の画像をクリックすると黒岳石室の正面画像が見られます。 |
ここからが… | |
石室分岐地点 |
此処で、OさんとXさんは体調が思わしくなく残念ながらリタイアすると言う。
予想はしていたが、仕方がない。 Oさん、Xさんの二人は、しばらく此処で休んでから黒岳ロープウェイ山頂駅まで下山して待っているとの事。 残されたHさんと私とで、とりあえずお鉢平一周を目指すべく石室を後にする。 石室分岐地点からとりあえず、途中山行の変更が可能と思われる左回りで歩き出す。 |
う〜ん! | |
平坦な登山道 |
分岐からしばらくは、火山灰で踏み固められた歩きやすい道が続く。
道の両袖には、危険防止と高山植物保護の観点からロープが張り巡らされている。 |
綺麗! | |
凌雲岳をバックに紅葉したチングルマ |
単調な登山道を快適に歩きながら先へと向う。
チングルマの赤い紅葉をバックに、凌雲岳が聳えている。 登行意欲をそそられるほど、迫力ある山容だ。 |
目指すは! | |
チングルマの紅葉と北鎮岳 |
やがて歩く先には、北海道第2 今度は、新道を一気に下る。 尖った山容ではないが、とにかく迫力があって大きい。 |
ゴロ石! | |
石だらけの道 |
平らで単調な登山道から、大きな石がゴロゴロしている道に変わってきた。
時々立ち止まっては、周辺の景色を眺める。 やがて、道の先には潅木とハイマツの帯が見えてくる。 |
絶景! | |
お鉢平展望台 |
この潅木とハイマツ帯のトンネルを潜ると、お鉢平展望台に躍り出る。
眼前に広がるお鉢の圧倒的な迫力に、しばし見とれる。 赤石川の源流部の流れが見えている。 いつも思う事なのだが、川の始まりってどうなっているの? いきなり川ができていて、水が流れている訳もないはずだし、不思議。 「まぁ〜、いいっかっ!」・・・ それより、此処からこのお鉢平を一周するか、それとも諦めるか。 地図と時計を見ながら、しばし考えてみる。 決して不可能ではないが、先に下山して待っているOさんXさんの事と、リフト・ロープウェイの最終時間に間に合わせる事を考えるとギリギリの選択だ。 どうみても、かなり際どい選択になる。 Hさんと考えた挙句、意を決して、北鎮岳の往復に切り替える事で決定。 |
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