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濃昼山道 パート1
〜往路は安瀬側入口から濃昼入口側へ 復路はR231経由で安瀬側入口へ〜



   
【山行日】2008年11月16日(日)【天候】晴れ
【地域】増毛山塊 【標高差】約350m(獲得標高は未計測)
【駐車場】滝の沢トンネル南側手前・安瀬橋付近の山側に数台可能 【人員構成】単独行動
【GPS】〜DAN杉本〜 【広域地図】 〜提供
                                                 
【行程&タイム】 休憩時間含む
通過時刻 場 所 行程距離
8:35 安瀬山道入口出発
9:30↓ 旧濃昼山道分岐(安瀬側)
10:30↓ ルーラントンネル側分岐
11:30↓ 濃昼峠約11km
12:05↓ 旧濃昼山道分岐(濃昼側)
12:35↓ 濃昼側入口
14:05↓ 安瀬山道入口(R231経由)到着 約5.2km
安瀬側山道入口発〜濃昼側山道入口下山 4時間 
濃昼側山道入口(R231経由)〜安瀬側山道入口 1時間30分    
【行動時間】 約5時間30分(休憩時間含む)
【総行程歩行距離】 約16.2km




国道231号線・滝の沢トンネル南側

安瀬橋付近山側の空地
自宅を朝7時に出発し、国道231号線の海岸線を留萌方面へ北上する事約1時間30分程で、滝の沢トンネル南側の濃昼山道・安瀬側入口に着く。
晩秋だと言うのにこの時期にしてはかなり暖かい、おまけに今日は天気まで良かったのは救いだった。
今回は山登りではなく、過去の事として忘れ去られようとしている古(いにしえ)の道を辿る石狩市厚田区の濃昼山道を歩く事にしてみた。
現在の国道231号線、滝の沢・ルーラン・太島内・赤岩の各トンネルが開通してからは、この山道は使われなくなり、廃道となったものだ。
その後、誰一人としてこの山道歩くものはいなかったようなのだが、平成17年保存会の有志によって再整備されたものです。
濃昼岳山道!
クリックすると「山道入口」の拡大画像が見られるよ
安瀬側濃昼山道入口
安瀬側入口は、国道を挟んで海側とは反対の崖斜面が多い海岸段丘の山側を辿り歩くコース取りだ。
安瀬側濃昼山道入口標識は、目立たないように、しかもさりげなく立てられているように見える。
木の葉もすっかり落ちている晩秋のこの時期だと、はっきり標識が分かるが、新緑の季節から秋口にかけては背の高い雑草に覆われ、多分標識は見えないかも知れない。
この山道入口の空き地周辺は、とても残念な事にかなり大量のゴミが散乱しているのが目立つ。
行きずりの車が休憩時に捨てたような弁当の空箱・空き缶など、そして海岸に面しているせいなのか、釣り人たちが捨てたと思われるような様々なゴミ。
そして、家電製品からタイヤなど、いわゆる不法投棄さながら見るに耐えないほどの情けない惨状だ。
自分だけで、そう簡単に片付けられるゴミの量ではないので、申し訳ないがこの惨状を見ていることしかできなかった。
後ろめたいが、その惨状を横目に早速入口から歩き始める。
登り詰めると!

安瀬側山道入口上部
最初の歩きは、辛いほどでもない少し急な斜面を九十九折に登る。。
九十九折のこの道を数分ほど登り切ると、山道は海岸段丘の斜面を横切るように先へと伸びている。
この位置から入口方向を見下ろすと、林の向こうに海岸が見えている。
天気も良く、気温もこの時期にしてはかなり暖かいので、半袖でも歩けるくらいだ。
歩きやすいかも!

尾根を横切るように続く山道
この山道は、今回初めて歩く道だ。
この先には、いったいどんなドラマが待ち受けているのだろう。
視界が開ける!

送電線脇に続く山道
やがて、視界が開けてきて送電線とその鉄塔が見えてくる。
この送電線、山の斜面を這うように、直線的に張り巡らされている。
濃昼山道の標識も所々に立てられていて、とてもありがたい。
この辺一体、綺麗に刈り払われていてかなり歩きやすい道だ。
この送電線は、山道とは別に平行して送電線直下に道が付けられているのだが、送電線保守点検用の作業道なのだろう。
最初に見つけた水準点!

水準点・84.1m
開けた山道を程なく歩くと、道の脇に「水準点・84.1m」を見つける。
安背側入口からの最初に見かける水準点だ。
この水準点探し、何となく面白そう((笑
最初に通過する沢!

滝の沢
そして、そのうち送電線から離れていき、しばらく緩やかな道が続く。
やがて小さな沢に出て、この沢を渡渉するとすぐに「滝の沢(馬鹿臭い沢)」と言う標識がある。
何ともユニークな名前なんだろう。
でもどういう意味があるんだろう? この名の由縁は・・・う〜ん、わからん!
かと言って、沢自体臭いとは思わないしなぁ〜。
個人的な憶測だが、もしや沢とは言えないほど小さいので「馬鹿くさいほど小さい沢」→「馬鹿臭い?」と言う当て字からきたのかもしれない。
まぁ〜そんな事はさておき、そんな事で一々悩んでないで先を急がないと…
落ち葉!

落ち葉の回廊
相変わらず、どこまでも歩きやすい緩やかな道が続き、やがて足元には落ち葉で覆われた長い絨毯の回廊のようだ。
刈分け道の整備も行き届いていて、しっかりした道に感謝しながら歩き続ける。
左前方に!

ナラの大木
落ち葉回廊をさらに歩き続けると、山道とは別に左前方に枝道のように伸びている。
その先には、ナラの大木が1本、道を塞ぐように立っている。
巨木とまではいかないが、見事なナラの木だった。
ご利益があるかは別として、何故か引きつけられる様に自然に幹に触れてしまうほど魅力を感じる木だった。
峠まであと…

峠まで6000mとある標識
このナラの木に後ろ髪惹かれるように、また元の山道に戻りってさらに先へと進むと「峠まで6000m」という標識が木にぶら下がっている。
入口からもうどれくらい歩いたのだろう、でも第一関門の峠まではまだ6kmもある・・・


「まだまだ先は長いぜ!」と自分に言い聞かせていた。((笑
一休み?

最初に見かけた休憩所看板
また先ほどの総電線が見えてきて、山道はこの送電線と平行に連なってくる。
そして左手にこの送電線を横目に見ながら、ほぼ平坦な道を歩く。
その後、休憩所という看板を見かけるが、素通りして歩く。
道が!

九十九折の道
やがて山道は、左手に見えていた送電線から再び離れて山側の方に折れていく。
道は所々九十九折になっていて、沢の上流部方向に下るように進んでいる。
注意!

落石注意看板
九十九折の下り道半ばに、時折「落石注意看板」が木にぶら下がるように据付けられている。
その看板標識の下側を覗くと、九十九折にの道が見えていて、「下側の道に落石しないように注意しなさい」と言う意味合いの標識らしい。

前方に!

滝の沢トンネル外部
この九十九折の道は、また再び海岸線側の送電線方向に向っている。
やがてその道の突端には、妙なものが見えてくる。
コンクリート状の蒲鉾のような形のものだ。
地図で確認すると、どうやら滝の沢トンネルの外側の一部が見えているのだ。
トンネル内からは外が見えないので気がつかないが、見えているこの一部とはシェルター(履道)のようになっていたのだ。
2番目の沢?

大沢
そのトンネルが見える位置からは、また何度も言うようだが、再び離れて左手に見える沢の流れを感じながら山側へと下っていく。
やがて、3〜4m程の幅がある沢へと出合う。
「大沢」だ。
今回の山道の中では一番大きい沢なのだが、「大沢」と言う言葉ほど大きくもない沢だった。
但し、雨量による増水が無ければの話だが・・・
渡渉…

大沢・石積の橋脚?
よく見るとこの大沢の両端に、割としっかりした石垣の橋脚らしきものがある。
明らかに、人の手による建造物だろう。
ただ、橋らしきものは無い。
でもその橋脚の構造からして、橋を渡していた事は間違いないようだ。

静かな流れ!

大沢の上流部
この大沢は、橋がないので渡渉するしかないが、比較的静かな流れの沢なので、増水時以外は問題ないと思われる。
渡渉中!

大沢渡渉地点下流部
早速、石伝いに難なく渡渉する。
再び!

旧濃昼山道
その渡渉後、再び緩やかな登りの山道を歩くが、相変わらず道はしっかりしていて歩きやすい。
その後、大沢の上流部方向に「旧濃昼山道」の標識が立っているのが見えてくる。。
その標識の先は、道らしきものが見当たらず一面藪の中で廃道状態だ。
聞くところによると、この「旧濃昼山道」は、開削当時(江戸年間)、この大沢沿いに道が付けられていたと言う。
そして、それは江戸年間の事と言うから、かなり大昔の事なのだと思うと、何故か感慨深いものがある。
振り返れば!

山道が落ち葉で・・・
そして、旧山道を後にそのまま先へと歩き始める。
時折足を止めて後ろを振り返れば、道やその周辺は落ち葉で埋め尽くされてきて、山道との見分けがつかないような状態になっている所もある。
かと言って、迷う事ほどの事はないだろう。
絶景!

静寂に包まれた海
そしてまた、再び送電線のある海岸線側へと道は続く。
やがて眼前の視界が開け、石狩湾の大海原が見えてくる。
どこまでも蒼い紺碧色の海が、波も立たずに静寂に包まれていた。
いわゆるベタ凪状態。
「やっぱり、海はいいなぁ〜」と独り言。
どこまでも続く!

送電線脇に続く山道
送電線からまた離れ、山側へと登り始める。
時折、送電線の真下を潜るような感じで道は続いていた。
あと、どのくらい!

峠まで4000mの標識
出発してからこの場所までは、時間にして約1時間半、まだ全行程の3分の1にも達していないのだろう
「峠まで4000m」・・・う〜ん、まだまだ先長い、少し急ぎ足で歩く事にする。
三番目の沢!
クリックすると「空沢」の拡大画像が見られるよ>
空沢
再び、沢らしき場所に出合う。
「空沢」だ。
「なるほどぉ〜」、言われてみればその名の通り枯れ沢だった。
※ クリックすると空沢の標識が表示されます。
2番目の水準点!

水準点・198.1m
この何の変哲も無い沢を後にして、山道を歩くと2番目の「水準点・198.1m」を見つける。
この水準点、あと一体いくつあるのだろう。
う〜ん、なんだか宝探しでもしているような気分に浸れそう。
遠い昔の好奇心旺盛で冒険心豊かな子供心(童心)に帰ったような、そして懐かしいような、そんな思いがしている。


次のページへ続く

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