神居尻山(946.7m)
〜CコースからBコースへの縦走〜
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【山行日】2006年11月4日(土)【天候】快晴
【地域】樺戸山地 【標高差】約697m(概算)
【駐車場】各登山口付近に駐車場あり 【人員構成】単独行動
【GPS】GPSログ図・カシミール3D 〜DAN杉本〜 【地図】国土地理院2万5千分の1
       
【行程&タイム】 休憩時間含む 神居尻山
登り時刻 場 所 下山時刻
11:00 登山口Cコース〜Bコースへ下山 ↑15:45
13:00↓ 842mピーク分岐 ↑14:20
13:30↓ 神居尻山山頂 14:00
登り02:30 下り:01:45 【行動時間】約2時間40分(休憩含む)



アプローチ! 

Cコース登山口(過去画像)

石狩管内当別町の北端、道道当別浜益線青山ダムの先にある、道民の森神居尻地区にある神居尻山登山口A、B、Cの3コースのうち、本日はCコースから登り始めます・・・ちなみにAコースは全3コース中一番距離が長いロングコースです。

今日は終日術快晴の天候、かなり遅めの午前11時に登山開始、下山はBコースで同じ道を通らずに下山します。

今日の登山は、珍しくカミさん(妻)が同行しました・・・本人曰く「山登りのどこが楽しいんだかねぇ〜」といつもの口癖が始まった。

相棒(カミさん)は、登山はあまり好きではないのだ。・・・だから珍しい((爆。

雨が降らねば良いが、いたって本人は晴れ女と自慢している((爆

相棒も最初は快調に登り始めるが、そのうちに息が切れ切れにペースダウンしだした・・・なにも急がなくてもいいんだけどねぇ〜。
木道の階段!

木道階段
最初はいきなりキツメの登りだ・・・「ハァ〜ハァ〜フゥ〜、ハァ〜ハァ〜フゥ〜」と喘ぎながら相棒は登っている((笑

登山道を歩いていると、山の広葉樹の葉は枯れて道端を覆いつくしている。

晩秋の風情を感じつつ、好天も相まって気持ちのよい山登りだ。

周囲はかなり見通しがいい。

これだけ見通しがいいので、ヒグマにも出逢えるかもしれない・・・でもホントに居たら困るよね。((爆

まぁ〜急がず先へ歩き出すことにする。
背後を振り返ると!

背後の風景
登りながら、時々振り返りざまに見る風景・・・

自分の辿っていく道がハッキリと分かるくらい良く見える。

相棒は、息切れ切れに自分なりに区切りを付けながら立ち止まっては「ハァ〜ハァ〜」喘ぎながら休憩している。

さすがにシンドイらしい、それでも負けん気の強さは人一倍なので「ブゥ〜ブゥ〜」と文句言いながらも登っている。((笑

940mからの急峻な登り
この辺りは多分469.4m三角点の休憩所?だと思われる。
ここからは、樹間から増毛の山々が見えて少しは和めるかな。。

そしてここからは、なだらかな道になってくるはずだ。
歩き出す方向を見てみる

なだらかな登山道
やがてここからは、しばらく傾斜の緩いなだらかな道が続き、少しは気休めになるはずですが・・・この先にはまた木道階段が(^_^;)

やがて傾斜がキツクなると両側に丸太で組まれた柵に太目のロープを結ってある道が出てきます。。

以前は綺麗に整備されていたが、ここ最近雪の重み等でロープもずり下がり、用を足さない状態になっている。
なかなか管理するのは難しいのでしょうね。
登らせていただいているので文句を言える立場ではないと思いつつ、何とかしたいなぁ〜(*_*)
ここにも!

あと何キロの標識
ここにも標識がある。
あと1.0kmとある・・・「もうすぐじゃん」と相棒はにこやかに笑っていた。((笑

ここで落とし穴があるのを知る人は少ない・・・山の1kmって平地に比べると意外に長い。
油断は禁物。。
見上げると!

ダケカンバ
登りに余裕が出てくると、空を見上げる事ができるようになってきます。

普通は足元しか見る余裕がないので、たまには息抜きに左右上下と視線を変えてみてはいかがでしょうか?。
また違った風景が垣間見られ、疲れて火照った身体をリフレッシュしてくれるかもしれません・・・辛いと思ったりした時、試してみてください。
きっと、心が晴れやかになると思います。
快晴だったらもっと素晴らしいかも知れませんよ・・・参考まで。。
木道階段?!

恐怖の木道階段?!
また木道階段の始まり、始まり\(~o~)/((爆
いつ歩いても歩幅が合わない木道階段って歩きにくいよねぇ〜。
歩かせていただいているので文句は禁物・・・急傾斜が多いので、その分早く標高を稼げるのですから。。
しかし、これって「天国への階段」?」韓ドラの見過ぎ?それとも「地獄への階段」?」って考えてしまうのは私だけかな((爆

相棒曰く「歩きやすぅ〜い」・・・?私曰く「何とも末恐ろしかぁ〜」・・・((猛爆
時々振り返る!

好天に恵まれた山並み
時には、歩いた道をふと振り返る余裕を持ちたい・・・そして立ち止まって見てください。。
なんとも気持ちのよい風景だと思いませんか?
そんな事ないって?
きっと、山を登った者にしか味わえない風景なのかも知れません・・・山を登るって、そういう事なのかも。

「さぁ〜、先へ行きますか。。」
登山道脇に!

登山道脇のダケカンバ
しばらく歩くとなだらかな道になってきます・・・この道の脇に、通せんぼするかのようにダケカンバが待ち構えていました。
このクネクネした枝っぷり、迫力あるんですよ。
まるで襲い掛かってくるように、何かを問いかけてくる。
長い年月をかけて、風雪などに耐え抜いてきたのでしょうね・・・みんなクネクネしています。

でも、暗闇の中で見るときっと不気味でしょうね・・・夜歩く事はないから分からないけど((爆
おっと、見晴らしいいじゃん!

登ってきた道
背後に見えるこの道は、歩いてきた道です。

ここまで来るともう周囲は視界がきいて見渡すばかりに素晴らしい風景が見えてきます。
この山は、この辺が森林限界なのでしょう・・・大きな木は少なくなり、ハイマツが多くなってきました。

そして、ピークらしき山が目の前に見えてきます。
いよいよ山頂か?と相棒は思っているらしい・・・甘い甘いと陰の声((爆
いよいよ見えてきた!

842mピーク分岐直下から神居尻山山頂
いよいよ目指す山頂が眼前に・・・
ちょうど、時間にして2時間切れるくらいかな。。

もうすぐで842mピークの分岐に着きます。
あともう一分張りです。

突然、相棒が「こっちの山が、山頂じゃないの?」と問いかけてきたので、すかさず私は「とんでもない、あっちが正真正銘の目指す山頂だよ」と言った。
相棒は、ブツブツと何やら文句言いながら「行くっきゃないっ」とボヤいていた。
さすがに負けず嫌いな性格が現れた。
((爆
ピーク!

842mピーク分岐
あのニセピークとは、この842mピーク分岐の事で、ここからさらに一旦少し下って今度は木道階段の急登を登る事になります。

見た目はかなり遠くに見えるが、意外と簡単に登れるはずでず。
あともう少し

神居尻山山頂直下の木道階段から842mピーク
842mピーク分岐から山頂方向に向かって下り最低コル付近を通り過ぎると、木道階段の急登に差し掛かります。

やや斜度はキツイが、歩きやすいので気にはならない。

相棒は、かなり慎重に木道の丸太から足を踏み外さないように登っている・・・しかも無言で。。
慣れない山道に、やや緊張しているのだろう。
それもそのはず、両側はスッパ切れた断崖絶壁の様相なのだから・・・たいした事はないのだけど、相棒には手強かったようだ。((笑


さぁ〜もうすぐ山頂だ。
最後の登りから!

最後の登りの晩秋・草紅葉
最後の登りに差し掛かった時、何気にふと右側前方を見ると「草紅葉に盆栽?」と題したくなるような山肌を発見。

何故かこの風景が目に焼きついて離れない。
何かを忘れかけていた、晩秋漂う風情を垣間見たようなそんな感じだった。

自分自身では、物凄く癒されたそんな瞬間だった。

相棒は、そんな事を感じる余裕もないようで、只ひたすらに黙々と登っていた・・・「う〜ん、なんだかナァ〜」((爆
右側の谷を見下ろすと!

深く切れ込んだ谷底
右側の絶壁下は、谷が切れ込んでいる。
写真では分からないが、かなりの高度感があります。
この谷からも登ってこれそうな気がした。
でも、クマに出逢いそうな気もする((笑

余計な事考えずに歩こう・・・さぁ〜もう少しだ。。
やっぱり、後ろが見たくなって!

山頂直下を振り返る
ようやく山頂手前の少ピークまで登ってきました。
842mピークからは、思ったより早く来れたと思う。
振り返れば、あの842mピークはもう見えない。
あとは、なだらかな道を数分歩くだけ。

相棒も、急に元気が出てきて急ぎ足で駆け出した・・・「転ぶなよっ」っと言っても聞こえていないようだ。
多分、必死なのだろう。((笑
ついに神居尻山頂だ!

神居尻山頂標識
ついに神居尻山山頂の人となる。。
相棒も、ニンマリ顔でVサインしていた。
先ほどまで(山嫌いに追い討ちかけて)、少しイラついていたようだったが、登りきったという達成感で気持ちが落ち着いたようだった。

早速記念撮影して、すぐに相棒手作りの昼食を頂いた・・・いつも一人だと、パンばかりだったので手作り弁当はやっぱり美味しい。
「感謝、感謝」もんでした。

相棒曰く、「美味しいべさっ、手作りは。」と笑いながら言っていた。

そして、一言、「山登りも、このくらいの山ならいいかもね」って言っていたが、けっしてまた行こうとは言わなかった。((爆
やっぱり山は嫌いなのだろう((猛爆
842mピーク分岐から!

842mピーク分岐からBコースの登山道
時間も無い事から、昼食を終えたら直ちに下山開始・・・もうすでに午後2時になろうとしていた。
晩秋という事もあるので、日が暮れるのが早い。
そして、ここ842mピークまで、休まずに一気に降りてきた。
これから下るBコース方向を見ると、けっこう距離が長く感じる。

さぁ〜急げ、ゆっくりと早く下山しよう((笑
やっと、下山終了!

Bコース登山口
Bコースはとにかく木道階段がやたらに多い。
かといって、歩きにくいわけではありません。
相棒は、下りが苦手なようで物凄いスローペースで下る。
その後に私がピッタリと付いていく。

あとで気がついた事だが、どうやらこの時に愛用のゴアテックスの帽子を落としたらしい。
物凄く気に入っていて、使いやすい防水の帽子だっただけに、すっかり落ち込んでいた。
この時間からは、もう取りに戻れない・・・どうやら私たちが最後の登山者らしいので、翌日一人で早朝に再度下山した道を登る事にした。


道は、かなり荒れていた・・・途中迂回路があったりして迷いこそしないが、慎重に下山して何とか無事にBコース登山口に到着。

そして、マイカーのある駐車場について今日の山行は完了・・・相棒もさすがに疲れたのか「コンビニに寄って」と言ったので帰路につく途中、コンビニでアイスクリームを買い、車中で食べながら帰宅したのは言うまでもない((爆
よほど、汗をかいたのか血糖値が下がったのだろう・・・お疲れさんでした。

追記。・・・あの帽子は、翌日誰も登らないうちに薄暗い早朝ラテルネ(ヘッドランプ)を装備して熊よけにラジオを鳴らしながら再度登って探して見たが結局見つからなかった…悲しぃ(T_T)。。

「かあさん・・・僕のあの帽子、どこへいったんでしょうね」。


〜山頂からのパノラマ〜
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