漁 岳 (1,318M)
〜漁岳林道からのアプローチ〜

09/07/12の漁入沢〜漁岳〜漁川本流ページへ

   
【山行日】2006年4月7日(土)【天候】曇り時々雪
【地域】道央・支笏湖周辺 【標高差】900m
【駐車場】林道入口国道453(路上駐車) 【人員構成】単独行動
【GPS】GPSトラック図・カシミール3D 【地図】国土地理院2万5千分の1
       
【行程&タイム】 休憩時間含む 漁岳
登り時刻 場 所 下山時刻
11:00 漁岳山頂 11:30
10:20 1175mポコ 12:00
09:10 稜線尾根 12:40
07:50 林道終点尾根取り付き地点 13:00
07:10 漁岳林道入口(登山口) 13:30
登り3:15 下り:2:45 【行動時間】約6時間(休憩含む)


アプローチ! 

林道から目指す漁岳方向
札幌近郊にありながら、夏山登山道がありません。
もし登るなら、夏は沢登りそして冬は山スキーあるいは、スノーシューで登るしかない山のようです。
国道453号線を札幌から支笏湖方面に向かい、オコタン分岐手前の漁岳林道入り口付近にに路上駐車する事になります。
路上駐車を嫌うなら、林道入り口から400m程先のオコタン分岐付近に5台位の駐車スペースがありますのでこちらを利用するのもよいかも知れません。
林道入口から100m程の所に登山届けの記帳箱で記帳したあとは、緩やかな登りの林道を約40分弱辿り、林道終点よりさらに800m位先の地点より左側に折れて、樹林が空いていそうな場所から尾根に取り付きます。
ただし、尾根への取り付きは左側なら何処からでも取り付けそうでした。
尾根取り付きから密林に突入!

林道終点から尾根取り付き地点付近
尾根取り付き付近から、標高880mポコまでは結構な密林です。
880mポコからは、ダケカンバの疎林が多くなりますが、スキーで滑り降りるには面白そうな斜面が続いていましたよ。
標高900m付近から稜線上に出ると視界が開けてきて、左側の下方向には凍りついたオコタンペ湖を見下ろす事が出来ます。
そして、真正面には漁岳山頂手前の1175mポコが遠くにしかも大きく立ちはだかって見えてきます。
尾根の稜線!

稜線からの恵庭岳と右下・オコタンペ湖
稜線上を程なく歩いていくとやがて背中の方向を振り返ると、恵庭岳が見えてきます。
そして、その恵庭岳の向こう側には支笏が望まれます。
940m付近上部!

940mからの急峻な登り
この辺りからは、徐々に急な斜面になり登攀に苦労しながら、 940m、1060mポコの右側を巻き、1175mポコは左側を巻きます。
この辺りのトラバース斜面は、疎林が所々にありますが傾斜がきつく 雪崩の危険性があるので慎重に巻き道を辿っていきます。
1175mポコから前面に立ちはだかる漁岳!

1160mポコから漁岳の山頂
やがて、1175mポコを左に巻くと、真正面にど〜んと大きな漁岳の山頂が眼前に広がります。
やや斜度がきついが、適度な程良い斜面が広がっています。
そして所々、稜線上はクラストしていて歩きづらいのですが、苦にはならないと思います。
山頂直下からは、恵庭岳と・・・!

漁岳山頂直下から恵庭岳
最後の詰めは、急なので山頂直下を右側に大きく巻いて回りこんで辿るか、スキーアイゼンを駆使して登ると良いと思います。
山頂直下の南斜面は、ミニクレバスのように大きく雪面が裂けてクラックしていました。
雪崩の危険性がありますので、気をつけましょう。
そして山頂に・・・!

漁岳山頂 標高1,318m
頂上は、所々雪が融けていて地面が見えています。
そして立派な山頂標識もあり見晴らしがとても良い山でした。
山頂からは、東に恵庭岳に支笏湖、南にオコタンペ湖・小漁岳、北に無意根山・札幌岳、 西に空沼岳などを見ることが出来ます。
快晴だったらもっと素晴らしい展望良好な山頂だったに違いありません。
ぐる〜り360度の大パノラマが!

時々吹雪き模様の山頂・・・!
山頂では、風が強く吹雪いたり時折晴れ間が射したりと目まぐるしい天気の変わりようで、昼食は山頂直下の陰で頂いた。
思ったより寒くはないのだけれど、持参したおにぎりは少し凍っていて食べた気がしない・・・
ペットボトルの飲料水まで、凍ってシャーベット状態だ。
これも、飲んだ気がしない。
祠を見たかった・・・そして下山!

小さな祠・・・過去画像
以前見えていた小さな祠は、まだ雪の下に埋まっているようで今回は見ることができませんでした。
かといって、無理に掘り起こすことはしませんでした。
いよいよ下山開始、最初は1175mポコまで一気に滑り降りました。
その後は、所々でコケたりしながら気持ちよく滑りまくり、下山完了。


山頂からのパノラマ〜羊蹄山と恵庭岳を見てみます?
TOPHOME戻る