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林道奥・・・ |
テント泊場所
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前日の豊平川本流遡行に続き、今日は漁入沢川から遡行して漁岳を登頂、そして漁川本流へ下る縦走だ。
前夜からのテント泊・・・早朝4時頃に起床、昨夜のお酒が効いたのか?無言の I さん、どうやらお疲れのようだ。
ganさんも同じか?皆それぞれお疲れのようだ。
Tさん、Kさんは、ひときわ元気のようだ・・・
お酒を嗜む程度しか飲んでいない私は、すこぶる体調絶好調だ((笑。
朝食は間単に済ませ、遡行準備をする。
ganさん〜本日のリーダー、Iさんに指名・・・
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入渓… |
漁入沢入渓地点 |
そして、5時少し前にスタート。
橋のたもとの急斜面を下ったところが、漁入沢川の入渓地点だ。
最初は、川原歩きから始まる。
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滝の始まり… |
小滝の連続… |
やがて、C760m過ぎ辺りから次々と滝が現れる。
最初の核心部の始まりか・・・
滝の下には、深い釜を持ち、濃い群青色が不気味で、ついつい吸い込まれそうだ。
まるで、「落ちればっ!」とでも言いたげに・・・((ゾクゾクっ。
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ヘツリが続く… |
やや大きめな滝
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しばらく、滝や滑が続く。
ちょっとした滝でも、深い釜があり、容赦なく超微妙なヘツリが続き、それを突破しながらの連続。
だが、ハラハラ、ドキドキのヘツリだが、また楽しい。
でも、「ヤバイっ!落ちるっ!」ドボン…には至らなかった。((笑
I さんは、盛んにヘツリを突破。さすが、リーダーっすね。((笑
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静寂な・・・ |
淵のある清流の小滝 |
今度は、おとなしい清流の小滝が待ち受ける。
時折、光が屈折してエメラルドグリーンにも見えたりして、とても綺麗だった。
見た目は、「簡単にへつれるのかなぁ〜!」という小滝。
へつる前に、腰辺りまで沢水に浸かりながら壁伝いに歩く。
そして、右岸側の壁をへつるが、木の根っこにぶら下がるような感じで、意外と微妙だ。
ここは、独断と偏見で「Yさんの壁」と命名。
どうしてかと言うと、Yさんが苦労してへつった壁だったので・・・((笑
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綺麗… |
ミニチョックストーンの滑滝 |
またも小滝が続き、小ぶりな[ミニチョックストーンの滑滝]が現れる。
そして、滑る滑床に気をつけながら、直登していく。
何だかんだと4連荘の滝は、殆どへつりばかりだったが、皆、ドボンはすることはなかった。
さすが、皆さん超ベテランばかりだし・・・
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突然… |
鉄製の巨大コールゲート?出現 |
上流へ遡るにつれて、今度は、いきなり鉄製の巨大コールゲート?が現れた。
直径は、約2mくらいありそうだ。
中を覗きこむと、流木がはまっていた。
話によると、林道を沢上に交差させるための排水路らしいが、流木等が管に詰まり、激流時に押し流されたという?
本当かどうかは定かではないので、深く考えないで・・・((笑
それにしても、こんな沢奥なのに変に異物感あるけど、また迫力もあるわぁ〜!
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滝の上には… |
滑状の長い滝 |
コールゲートを通過すると、今度は滑状のウォータースライダーのような長い滝に出る。
なかなか凄みのある迫力満点の滝だ。
この滝は、左岸側を直登する。
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さらに続く… |
ヘツリの滝 |
適度に滑あり、滝あり、飽きさせない沢だ。
そのうち幅の広いゴルジュ状の滝に出る。
ココは、左岸側の壁を微妙にへつる。
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またまた… |
ヘツリの滝 |
今度は、右岸側をへつる滝に出る。
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これでもか… |
ヘツリの滝第3弾を越える |
見た目はゴルジュ?
そして最大の核心部?
しかも、大きなつるつるの岩で、微妙なホールドを探しながらのへつり。
ここは、リーダーが先頭を切って、左岸側の壁をへつって突破していく。
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勇敢に… |
Tさんがへつる |
この最大の核心部?を最後尾のTさんがへつってくる。
ここは、独断と偏見で「Tさんの壁」と呼ぶ。
Tさんが、へつっている果敢な自分を撮ってくれと言っていたので「Tさんの壁」と命名。((笑
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滑が・・・ |
滑状の滝
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さらに先へと進むと、水量の少ない滑状の滝に差し掛かる。
ココは、右岸側から直登する。
この辺りからだったか、リーダー I さんが急に遅れだす。
どうやら体調が思わしくない。
休憩を挟みながら、何とか付いてくる。
これからが正念場、藪こぎが待っている。
ここからは、サブリーダーganさんが仕切る。
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もう少しの辛抱… |
濃い笹・潅木、そしてハイマツを掻き分ける
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やがて、沢も源頭近くなる頃、水流は二股に分かれる・・・いよいよ藪こぎに突入、尾根取り付きに差し掛かる。
ganさんとKさんが、地図を出して読図を始める。
どちらの方向が正解なのか調べているのだ。
そして笹藪に突入・・・その後濃い笹と潅木に押し戻されながらも、黙々と登り詰める。
時々、足元のタケノコをもぎ取りながら・・・
やがて、Yさん、 I さんが遅れだす。
稜線まで登り詰めたが、どうやら予定していた場所ではなく、かなり北よりの場所に出てしまったようだ。
漁岳は、まだ南側の先だ。
稜線では、相変わらず濃い藪こぎが続くが、当初予定していた場所まで来るとようやく漁川からの踏み跡に出られた。
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遠回り?… |
漁岳山頂
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あとは、数分登れば、[漁岳]山頂、丁度10時10分頃に着いた。
遅れている後続のリーダー I さんとYさん二人は、まだ来ない。
少し遅れて、後続組が着くと、恒例の登頂を祝して握手が交わされた。
少し疲れが見えるが、皆それぞれとても満足そう・・・
そして、いつものランチ、今日は塩味とカレー味、2種類の山頂ラーメンだ。
しかも、遡行登頂しながら、採ってきた山菜と栄養満天の卵が入った豪華版。
あっという間に、完食する。〜とても美味しかったです。〜
その後、山頂で皆それぞれ思い思いに休憩したりとまったりとっしたタイムを過ごす。
山頂からの風景は、恵庭岳とオコタンペ瑚が見え、反対側は空沼岳も見える。
時折ガスってきたりで、残念ながら羊蹄山は見えない。
とりあえず11時30分まで休んだあと、今度は漁川本流下降の下山開始だ。
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漁川本流は… |
流しソーメンの滝
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下山は、最短の漁川本流を利用。
けっこう落差が大きい滝ばかりが連続している。
時折、細長〜い滝に出る。
独断と偏見で、流しソーメンではなく「ソーメン流しの滝」と命名。
見るからに、そう見えませんか?・・・
とにかく下山は慎重に下降する。
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何処までも… |
やや滑か?
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途中、滑床・滝ありで、滑らぬように神経を使う場面が多くなる
手足をフルに生かしてのクライムダウン。
緊張の連続だが、それがまた楽しい。
その後、微妙なへつり下降もあり、気が抜けない。
ロープ場もあるが、極力使わないで下降したりする。
時には、根っこにぶら下がりながら下降したりもする。
途中、小休止して、皆さん、フキを採る余裕を見せていた。
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いよいよクライマックス… |
一枚岩の大滝を下る
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やがて滝も少なくなる頃、右岸の巻き道へ入ると、登山道化した歩きやすい道に出る。
ココからは、もうすぐ漁川林道終点だ。
漁岳からおよそ2時間で車デポ地点の終点に無事到着。
ついに「やった〜。」・・・
長いような短いような、そんな感極まる遡行縦走に終止符を打つ。
メンバーたちお互いに、無事縦走を終えての健闘を称え、握手を交わす。
みんな、満足気に笑みを浮かべる。
あ〜、長いようで短い2日間の山行が無事に終った・・・
皆さん、お疲れさま、大変お世話になりました・・・ありがとう。
あとは、車の回収に戻るだけだ。
追記・・・山行記を書く方が疲れて、何が何だか分からなくなってしまった私。((笑
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