黄金山(739.5m)
〜兼平沢旧道から新道コースのアプローチ〜 |
【山行日】 | 2008年8月23日(土) | 【天候】 | 晴れ |
【地域】 | 増毛山塊 | 【標高差】 | 約550m(概算) |
【駐車場】 | 終点登山口に砂利の駐車場あり、綺麗な山小屋風トイレ完備。(15台位可)) | 【人員構成】 | 単独行動 |
【GPS】 | 【広域地図】 |
【行程&タイム】 休憩時間含む | |||
登り時刻 | 場 所 | 下山時刻 | |
8:25↓ | 兼平沢コース登山口 | ↑11:00 | |
8:45↓ | 新道・旧道分岐 | ↑13:10 | |
9:15↓ | 新道・旧道合流地点 | ↑12:30 | |
9:40↓ | 黄金山頂上 | ↑10:15 | |
登り1:20 下り:0:45 【行動時間】約2時間35分(休憩含む) |
国道278号線から登山道入口 | |
登山道入口! |
今年は異常なくらい山登りをしていない・・・ちょいと怠け過ぎてしまった。
最近ひそかに、二十数年ぶりの沢登りを再開しようかと思うが、単独行なので少し躊躇している。 それに、もう体力も技術も落ちぶれたので一人じゃ無理かなぁ〜と思いつつ現在に至っている。 「う〜ん、なんだかなぁ〜!」 何だかんだ言いながら今年2回目の夏山は、里山ハイキング程度に急遽、浜益の黄金山に決定。 夏山としてはたったの2回目だ・・・これまた「なんだかなぁ〜!」 という事で、早朝6時半過ぎに札幌の自宅を出て、国道231号線を浜益方向へ北上し、浜益市街中心部交差点から滝川へ向う国道451号線を右折して5キロほど走ると、「実田橋」がある。 この「実田橋」を渡るとすぐに、「黄金山登山道入口」があり、ここを左折して兼平沢沿いの砂利道の林道を走っていくとその終点が登山口になっています。 ※ 案内の標識はありますが、意外と見落としやすいので要注意。 そして、この入口から少し入ったところの右側に「全国巨木イチイの部6位」というオンコの木がある林道入口があった。 時間があれば寄りたいと思っていたが、案の定すっかり忘れていた。((笑 |
山小屋風トイレ完備! | |
登山口駐車場 |
登山口は、十数年前に来た時とはまるで違い、かなり綺麗に駐車場が整備されているうえに、山小屋風の立派なトイレまで完備されているのには驚いた。
聞くところによると、「こがね山岳会」が維持管理されているようだ。(有難く利用させていただきました。) 登山口にはまだ誰も来ていなかったが、すぐに後から車が1台来た。 登山者は40代前半くらいの男性一人で、一番乗りで準備をしていた私より、先に登っていってしまった。((速っ ※ 登山口の山小屋風トイレを紹介です。 左の画像をクリックするとその建物の画像が見られます。 |
登山口! | |
登山口と入林記帳BOX |
早速自分も、山登り準備をして登山口で入林届に記帳し、その人に遅れる事15分、登山開始する。。
今日の行程は、急登と崖のヘツリがある旧道から登り、そして新道へと縦走して下山することにした。 標高も739mと低く、距離と時間もさほどかからない山なのだが、危険箇所が一部あるということで慎重に登る事とする。 ※ トイレ小屋に黄金山周辺マップがあったので紹介します。 左の画像をクリックするとマップ画像が見られます。 |
歩きやすい登山道! | |
整備された登山道 |
登り始めから綺麗に笹刈りされていて、快適な登山道に驚き!…地元山岳会には敬服するばかりです。
白樺にダケカンバなどが生い茂り、実に気持ちよく快適な道を淡々と歩く。 ※ トイレ小屋にあった「黄金山周辺の野鳥や動物」の掲示板があったので、ここで紹介です。 左の画像をクリックするとその掲示板画像が見られます。 |
川? | |
二番目の渡渉地点 |
途中、二ヶ所の小川があり、どちらもU字溝で渡ることができます。
と言っても、この小川は、ホントに小川と言っても良いのか疑問なのだが・・・ でも小川には違ぇねぇ〜ってか((笑 でも一度大雨が降れば、激流と化するのかも知れない! だから馬鹿にしない方が賢明だろうね。 |
新道?それとも旧道? | |
新道・旧道分岐 |
登山口から歩く事20分で、「新道・旧道分岐」に着く。
ここからは、左の旧道登山道を歩く事になる。 |
エッ! | |
水場 |
この分岐には、「水場」があるのだが、あくまでも水場であって、湧き水とは違うので飲料には適さないと思います。
水場の上流部をよく見ると、小川の流れから取水しています。 |
見えてきた! | |
旧道から黄金山 |
分岐から旧道を歩き始めて気がついたのだが、思ったより踏跡が少ない。
でも登山道は広く、そして綺麗に笹刈りされていた。 登山道を歩き始めてしばらくすると、前方に目指す黄金山が見えてくる。 |
淡々と! | |
幅広い旧道 |
やがて、登山道も雑草に覆われてきた。
でも、道は広く明瞭でしっかりしているので問題はないだろう。 おそらく、新道を利用する人が殆どで、旧道を利用する登山者が少ないので雑草が濃くなるのであろう。 |
もう秋かなぁ〜! | |
ガマズミ赤い果実 |
淡々と傾斜の緩い道を歩き続けると、突然方向変換するように登山道が右側に折れる。
道幅は相変わらず広く歩きやすいが、徐々に傾斜が増していく。 途中、ガマズミの赤い実が目に飛び込んできた・・・多分ガマズミだと思う。 今日は、まだ8月23日・・・盛夏ではないが、まだ晩夏のはず。 でも、山では一刻一刻と秋の気配がしてくるようだ・・・「もう秋になるんかいっ!」、「その後は、もう冬じゃんよぉ〜!」 当たり前かっ!なんて独り言をブツブツ((笑 ※ トイレ小屋にあった「黄金山周辺の樹木」の掲示板をここで紹介です。 左の画像をクリックするとその掲示板画像が見られます。 |
背後には! | |
暑寒連山の山並み |
新道・旧道分岐から淡々と登り始めて十数分、ここから道は急な登りとなる。
背後には、青空が眩しい暑寒連山が見えてくる。 やっぱ、天気が良いとテンションもハイになるから不思議。 さぁ〜ここからが本番、旧道の核心部へと差し掛かり始める。 気を引き締めて行こう・・・って言葉にするほどの事か((笑 |
いよいよ! | |
旧道最初の鎖場(ロープ) |
最初の鎖場(ロープ)に差し掛かる。
ロープは、トラロープだったり、クライミングロープだったりとカラフルだった。((笑 トラロープは、滑らせると摩擦熱で手が焼けそう、でもクライミングロープはトラロープよりかなり手に優しい・・・何故かロープ談義になってしまった((笑 話は戻って、道はかなりの急勾配だが、固定ロープに頼らずに慎重に登りだす。 次から次へと岩場も混じった急勾配の連続、殆ど四つん這いで登っていく。 でも、最後までロープが固定してあった。 この辺りから、時々高山植物を目にするがなかなか判別が付かない花が多い。 似たような花が多いから、厄介だ・・・だから今回は、名前が不明のものはそのまま更新した。 ※ 時々見通しの良い急勾配箇所もあります。 左の画像をクリックすると見られます。 |
次々と! | |
急な崖の鎖場 |
いよいよ旧道の核心部である崖の上のポニョ((笑、じゃなくて「崖の下の難所」をヘツル箇所に到着。
この核心部から真上を見上げると岩壁が垂直に切り立った崖だ。 もちろん、ヘツル箇所にはロープが固定されているのだが、あくまでも補助的なものなので、三点支持を確保しながら慎重に渡り終える。 しっかりと慎重に歩けば、なんら問題もない箇所なので高所恐怖症でない限りは大丈夫だと思う。 核心部を通過して間もなく、新道・旧道合流地点に着く。 この危険箇所は、核心部の始まりからだと、新道・旧道合流地点から約100m手前にある。 合流地点からは、Uターンするような感じで左へ折り返して山頂へと繋がっている。 ここで、下山してくる登山者(先に登って行った人)とすれ違う。 旧道では誰一人として会わなかったが、新道は登山者が多いようだ。 ※ 左画像は核心部の崖下の難所付近です。 左の画像をクリックすると大きい画像が見られます。 |
ようやく! | |
暑寒連山 |
時折、左手の崖の向こうに暑寒連山が見え隠れしながらの最後の登りが始まる。
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もう少し! | |
黄金山頂上 |
分岐からの新道の登りもロープが固定されていて、いかにも急勾配であるかが伺える。
やがて、前方上部に山頂手前の岩峰ピークに到着すると、眼前に黄金山頂上が見えてきた。 パッと見では、両側がスッパリ切れていてかなり急峻な山頂で、思わず足がすくみそうになるほどの山だ。 まぁ〜そんなに苦になるほどでもないので、慎重に登る。 左の画像の山頂付近に登山者が写っていますが見えるかな? かえって、左の画像を撮影しているこの位置こそ恐怖を感じるのではないだろうか((笑 ※ その位置とは、この岩峰ピークの事である。 左の画像をクリックするとその画像が見られます。 |
ついに! | |
黄金山・山頂標識 |
登山口から、登り始めて1時間20分で「黄金山」山頂に到着。
実に、数十年ぶりの山頂だった。 以前は、春だったので大勢の登山者で溢れていた山頂だが、今は誰一人居ない自分だけの世界だった。 しばし、心行くまで山座同定を楽しむが、しばらくすると一人二人と登山者が登って来た。 聞くところによると、新道からの登山者ばかりだった。 ※ 左画像は頂上から見下ろす旧道方向で、山頂基部付近から一気に直登してきたかが分かる。 左の画像をクリックするとその画像が見られます。 |
一目散! | |
新道 |
山頂が登山者で、やや混んできたところで、下山を開始。
今度は、新道を一気に下る。 長い尾根の下りだが、割と急勾配が続いている箇所は全てロープが固定されていた。 以前はそんなにロープが固定されていたような記憶がない。 「まぁ〜、いいっかっ!」 安全を考慮してのことだろう。 やがてロープ場が無くなり、傾斜も緩く歩きやすい登山道となる。 |
大草原! | |
新道・旧道分岐手前付近の草原 |
今度は、急に草原に出くわす。。
間もなく、新道・旧道分岐が近い事がわかる。 そして、分岐地点を通過し、一目散に登山口へと走るように下っていった。 行動時間にして僅か2時間35分の山旅だったが、好天気だった事もあり、充実した一日だった。 このまま帰るにはまだ早かったので、浜益のはずれにある毘砂別から送毛市街へ抜ける「送毛山道」頂上付近にある「新日本名木100選」の 「千本ナラ」に寄ってから帰路に着く。 この千本ナラについては、後日更新しようと思う。 そして、いつもの海岸線を浜風の香りに酔いしれながら、安全走行で帰路に着いたのは言うまでもなく、気が付いてみれば、私の車を何台もの車が追い越していった。 そんなに急いで何の特があるのか・・・と、またいつものように独り言を言っていた。((笑 「あぁ〜、なんだかなぁ〜」・・・ブツブツ、う〜ん念仏・・・((爆 |