安瀬山(654m)


   
【山行日】2010年11月28日(土)【天候】曇り
【地域】樺戸山地 【標高差】約650m(概算)
【駐車場】登山口付近に駐車場スペースあり 【人員構成】3名行動
【GPS】無し 【地図 〜提供
               
【行程&タイム】 休憩時間含む 安瀬山
08:00 濃昼山道入口前空地   
08:30 大沢出合
10:30〜10:50 安瀬山山頂
13:30 大沢出合
14:40 国道トンネル
13:00 海岸線
14:00 濃昼山道入口前空地
登り02:30 下り:03:30 【行動時間】約6時間00分(休憩含む)



アプローチ! 

濃昼山道入口前空地

今シーズンの沢納めとなった安瀬山への遡行は、11月最後の土曜日に国道231号線海岸線の安瀬側濃昼山道入口からスタートする。

まだ沢行くの?・・・って言われても不思議じゃない。

確かにこの時季、もう沢遡行する人はいないだろうなぁ〜。

正直、よっぽど好きじゃなきゃ行かないと思う。

他人が見れば、変人?って言われても可笑しくないよなぁ〜((笑
大沢出合

大沢出合

いつもの仲間、YちゃんとKさんと3人で安瀬山に登る。 以前、濃昼山道を縦走した時から気になっていた山だ。

単独で行こうと思っていた矢先に、Yちゃんから声が掛かった。
またと無いチャンスだと思い、即返事する。

その安瀬山は、厚田から濃昼の間にある。

いにしえの濃昼山道から山道を歩き、馬鹿臭い沢の次に ある通称・大沢から旧濃昼山道へ沢伝いに向う直登沢の先にある山だ。

大沢から入渓となるが、スパイク長靴での遡行なので、直接足を濡らさぬように 遡行する。
川原を歩く!

川原を歩く

足元に気を付けながら割と広めの川原を淡々と歩いていく。
最初の滝!

最初の滝

途中、唯一滝らしいものがあるが、左岸を高巻く。
その後は、ややブタ沢状で面白みに欠けるが、この時季の沢としては風情があっていいかもしれない。
詰めは4mの滝!

4mの滝

やがて、昨夜降ったと思われる雪で一面覆われてくる。

右俣、右俣、そして左股へと進む。

左股に進めば、4mほどの滝が現れる。

直登できるはずの小滝だが、直登できない理由があった。

ホールド・スタンスになるはずの岩が凍っているのだ。

止む無く、左岸の草地を高巻く。
飛沫が凍る!

凍てついた飛沫
滝下には、水しぶきで凍った小枝が寒さを物語っている。
ラストの登り!

藪で見通しがない山頂

その後は、急斜面の薄い藪を漕いで山頂に辿り付く。

勿論、山頂は薄い新雪で覆われていた。
天気がイマイチ、どんよりとした重い雲で覆われていて、スッキリした展望は望めない。
三角点?

建設省・1等三角点!

足元には、確かに建設省・1等三角点がある。
山頂では、小雪が静かに舞っていた。

寒いので長居はせずに、下山開始。
滑る斜面に注意しながら、黙々と下る。
迫力!


途中、唯一の滝は高巻いて登っていたが、下りは巻かずに下った。
最初は、函状でなかなか面白いが、最後は巻いて下る。

あとは、山道合流地点まで、淡々と下る。
その後、山道は歩かずにそのまま沢を下降。
そこからが、この沢唯一の難所と化するのだが、以外にもあっけないものだった。
その殆どは、函状のへつりの連続。
スタンスはやや薄いが、ホールドはしっかりあるので余程の事がない限り、ドボンはないだろう。
うっかりすれば、簡単に釜へ落ちるだろうなぁ〜((笑

トンネルの外側!

トンネル

やがて前方に、上下に穴の開いた国道231号線・滝の沢トンネルのコンクリート壁が見えてくる。

下の穴は、流水講となっていてその向こうにはいったいなにが・・・
かがみながら!

トンネル下の流水道

なんとなくワクワクしながら、潜っていく。
いよいよ見えてきた!

日本海?
その穴を潜り抜けると、なんと大海原の海が・・・日本海だ。
先へ進むと、間違いなく海だ・・・そう河口になっているのだ。
絶景!

日本海に出る
海辺沿いに歩いて国道へと考えたが、断崖絶壁に阻まれ そんな状態ではない。
不思議!

海岸線を見渡す

沢から海岸線に出るのは初めてかもしれない、何とも不思議な感じだった。

見渡す限り、日本海の大海原に感動。

波の音だけが、聞こえる空間。
こんなところに!

トンネル脇の穴からトンネル内へ

振り返りざまにトンネルまで戻り、真新しいザイルがフィクスされている海側の穴から 上がってトンネル内に入る。
光が!!

薄暗いトンネルを歩く

あとは、車の走る爆音で響き渡る薄暗いトンネルを安瀬側の濃昼山道入口に向って歩く。

トンネルを抜ければ、もうすぐ目と鼻の先にゴールがある。
冒険!

スタート地点の戻る
約6時間ほどの山行に終止符を打ち、沢納めとなった。


これで本当に、沢納めとなったのは言うまでもない…おしまい。




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