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和やかに… |
入山前のひととき
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HYML仲間のGさんを筆頭にYさん、Kさん、Tさん、Eさん、Iさん紅一点のRちゃん、そして自分を含めて総勢8名で、南日高・オムシャヌプリを野塚川北面沢から目指す。
広尾国道から、野塚川林道に入って約17km奥の林道崩壊地手前で駐車。
ここからは、野塚川本流Co380m出合いまで林道を30分歩く、。
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テン場では… |
前夜の宴会 |
この出合いで、明日に備えてテント設営。
その後、渓流で釣りをする人、焚き火の準備をする人、皆それぞれ役割分担しながら今夜の宴会に備える。
そんな中、突然Rちゃんの「涙のイワナ事件」が起きた。
内容は、話せば長いので、仲間内だけの伝説とすべきなのだろうか…
強いて言えば、「乙女の涙」に、男たちは弱かったと言うべきか。
さぁ〜今夜は、強風の中での宴会だ。
普段、お酒を飲まないRちゃん曰く、「今夜は飲みたい気分なんです」と梅酒を飲みだした。
確かに梅酒もお酒に違いないけど、どちらかと言うと健康飲料だと思うのだけど…
お酒を飲めない?自分も梅酒は好きなお酒なんだよなぁ〜((笑
それにしても、イワナやヤマメの素揚げは香ばしくて美味しかったなぁ〜。
その後も続く宴会も終盤になると、あとは明日に備えて、いびき組み?とそうでない組、そしてお姫様組と3つのテントに分かれて21時過ぎには寝床に入る。
明日は、3時起き、さぁ〜寝よう…
…夜中にトイレで目が覚め、テントの外へ出ると満天の星空が綺麗だった。
都会で見る星空とは違い、天の川がはっきり見える…まさに幻想的な星空だった。
「明日は晴れるといいなぁ〜」
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さぁ〜出発… |
入渓前の歩き |
午前3時に皆、目覚める。
早速、各自で準備にとりかかる。
軽く朝食をとる者、準備に余念がない人など様々だ。
いよいよ4時過ぎに野塚川本流を渡渉して出発。
風も治まり、何だか天気はいいみたい。
Co411m二股分岐までは、作業道のような道を歩く。
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いよいよスタート! |
野塚川入渓地点、Co450m二股分岐・右股
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その後Co450m二股分岐までは踏み跡不明瞭な道を往く。
実際ここからが、遡行の始まりだろうか。
肝心の沢は、増水はしていないようだ。
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いざ出陣… |
総勢8名の遡行開始 |
さらに、Co570m二股分岐まではゴーロ帯を右岸・左岸を交互に歩き、時折鹿道などを繋いで歩く。
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アリのごとく… |
小滝を歩く |
みんな一列に数珠繋ぎで歩いている。
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いきなり… |
Co570m 最初に現れるF1:10mの滝 |
Co570m二股分岐・左股に入るとすぐ先には、F1:10mの滝が現れる。
ここは難なく、右岸側を直登して通過。
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お〜っ連爆だぁ〜!… |
V字状小滝の連続 |
次に、小滝ではあるがV字状の連爆が続く。
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往くか?巻くか? |
Co600m F2:8mの滝 |
次々と滝が連続して現れるが、妙に嬉しい。
右岸から、修行僧の滝(細い滝)が流れ、本流からは、F2:8mの滝が現れる。
Yさん一人だけが、果敢に右側を直登する。
後続は、左岸側から巻いて滝上へ出る。
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Gさんだけが… |
F3:8mの二段の滝を果敢に挑むGさん |
次に、F3:8mの二段の滝に出る。
今度はGさん一人が、果敢に直登を攻める。
Rちゃんが、「ここに巻き道があるよ」と言ったので、後続の7名は、安全策でかなり手前の右岸を高巻いた。
先行・後続の意思がまるでバラバラで、それが妙に可笑しかった。
皆それぞれレベルが違うし、それが安全策なら仕方がないのだろう。
でもホント可笑しな行動だったなぁ〜((笑
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本流を… |
Co685m F4:10mの滝 |
Co680m付近で、沢は二股状になり左からは細長い滝が本流に落ち込んでいる。
本流はF4:10mの滝となって折れ曲がったような斜めの滝が現れる。
メンバーたち、難なく登っていく。
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難所? |
Co700mm F5:10mの滝 |
Co700m付近、F5:10mの滝が現れる。
見た目、滝の真ん中は岩肌がむき出していて、まるでO字型になって見える。
自分勝手に、独断と偏見で、O次郎の滝と名づけてみた。
余計な解説は、要らないとでも聞こえてきそうだなぁ〜((笑
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崩壊・・・ |
3番目の雪渓は崩落
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ここO次郎の滝は、右岸側を攀じ登るように巻いていく。
最後尾のRちゃん、いつもは身軽なのだが、珍しく苦戦モードだ。
そこは、リーダーのGさんがフォローしていく。
何とか無事に全員登りきる。
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最大の難所か? |
Co750m F6:4mの釜付きの滝
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休ませることを知らない滝の連続、次はおそらく登りでの最大の核心部であろう、Co750m付近のF6:4mの釜付きの滝が待っていた。
落差こそ大したことはない滝だが、かなり深そうな釜がある。
落ちれば、間違いなく全身びしょ濡れだろう。
ここは、右岸側を高巻きすることも可能だったが、足の長いと言うよりは、背の高いEさんが果敢にも際どいヘツリを苦戦しながらも何とかクリアーする。
ここで初めて、後続組はザイルのお世話となる。
Rちゃんがザイルで確保されながら、ヘツリを試みるが、途中足を滑らせて釜に落ちる。
幸い下半身だけ濡らした程度で難を逃れた。
他のメンバーは、無事にヘツル。
ちなみに滝上には、残置きハーケンに捨て縄が掛けてあった。
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スイスイと… |
樋状の滝を遡行
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次から次へとまぁ〜よく現れる滝に嬉しい悲鳴がでそう。
小滝の連続で、樋状の滝もあれば、滑滝もあり、飽きさせてはくれない。
またもやF7:5mの滝、F8:二段12mの滝と続いて現れる。
そんな中で途中休憩をとることにする。
「ん?雨?」ポツポツと上から雫が落ちてきた…滝の飛沫?
「いや、これは雨だな。」
ついに降ってきやがった。
皆、それぞれ雨合羽を着込む。
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