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野塚トンネル日高側入口 |
野塚トンネル日高側入口
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早朝4時に、HYML仲間と札幌近郊の某駐車場で待ち合わせだったが、今回初めてのオフミ参加だったので、迷惑を掛けてはいけないと思い、
少し早めの3時半頃に駐車場に着いたが、誰も居ない。
「アハハッ!ちょいと早すぎたかぁ〜((笑」
今回は、いつもとは少し違う趣の山行だ・・・そう、沢登りだからだ。
まして、普通の沢遡行ならまだしも、本格的な沢登りなんてもう何年やってないだろう…少し緊張している。
3時40分頃、2番手の車(旧ランクル・プラド)が颯爽と駐車場に入ってきた。
「お〜っ!すげぇー」と思いきや、初めてお目にかかる若くて可愛い女性の「Rちゃん」だった。
その後、次々とメンバーが到着してくる。
まぁ〜前節が長くなるので、話はここまでにしておこう。((笑
今回の沢を企画したganさんをはじめ、途中、某駅駐車場でEさんを迎えて9人乗り合いで、一路国道236号線・天馬街道の野塚トンネル日高側入口駐車場に向う。
午前8時前に駐車場に到着。
遅れて、標津のえみちゃんも合流して早速身支度開始。
メンバーは、SL〜ganさん、CL〜Iさん、ISちゃん、Kちゃん、Tさん、Eさん、Hちゃん、EMちゃん、Rちゃんと自分の
総勢10名。
今回のメンバーは、函館・小樽・標津・札幌・千歳と道内各地から集結した精鋭たちだ。((笑
お互い簡単な挨拶をして、出発する前に初心者向け懸垂下降の練習をする。
そして8時05分、野塚トンネル日高側の電気設備棟の裏側に向って歩き出す。
いよいよ今日の山行、「野塚岳ニオベツ川南面直登沢」遡行に挑戦だ。、
う〜ん、この緊張感がたまらない。
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裏手に回りこむ… |
電気設備棟裏から沢へと下る。 |
沢の入渓地点である、野塚トンネル手前の電気設備棟裏からニオベツ川へと下る。
突然、沢からの高さ約4m程のコンクリート堰堤に躍り出る。、
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ロープワーク… |
懸垂下降 |
ここの堰堤はザイルを使って、懸垂下降で下りる。
女性たちは、念のためビレイしながらの懸垂下降だ。
堰堤下では、本日のリーダーであるIさんがサポート、堰堤上でビレイしているganさんは、今回はサブリーダーとしてサポート。
「う〜ん、お二人とも、様になっていてカッコいいよぉ〜((笑」
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いよいよスタート! |
ニオベツ川入渓地点
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C540m付近入渓地点は、水量少なめで小ぶりな沢。
とても快適な感じがする。
今日の体調も万全?
少しだけ腹痛がする。
緊張からくる痛みか?
まぁ〜何とかなるだろう。
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あの崖を登るの!? |
遥か向こうに野塚岳を望む |
スタートしてから40分過ぎ、遥か遠くに目指す野塚岳が見え隠れしてきた。
双子峰の山のようで、右手のピークが野塚岳。
ルートとしては、コルに向って真っ直ぐ登らず、途中から右股に進路を変えて南面沢を辿る。
まだまだ先は長いので、怪我だけはしないように歩みを進める。
この辺りの沢は、ややゴーロ帯だ。
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いつもは、リーダーganさんの後姿に惚れ惚れ??? |
ゴーロ帯を歩くganさんとRちゃん |
ganさんの年季の入った後姿・・・「凛々しいっす〜」((笑
ganさんを追うように、すぐ後ろにはRちゃんの後姿が・・・「初々しいっす〜」((笑
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トンネルの中へ… |
最初に現れる雪渓 |
現在9時25分頃、C720m付近にいきなり雪渓が現れる。
雪渓はトンネル状態。
上を歩くか?中を潜るか?判断に悩むところだが、午前中という事もあり、崩壊の危険性は薄いと判断し、ここは中を通過することに。
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お〜っ!… |
雪渓のトンネルを潜る |
雪渓の中は、天然のクーラー。
「う〜ん、かなり涼しい。」
雪融け水の雫が、全身に降りかかる。
「これがまた、気持ちいいんだなぁ〜」
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最初の滝… |
雪渓を抜けると滝が出現 |
トンネルを抜けると、「雪国だった」・・・そんな訳ないってばっ((笑
いきなり本日最初の滝に突入。
ここは、難なく通過する。
その後、連続して滝が続く。
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また… |
C780m三股付近の2番目の雪渓のあとに大滝出現 |
9時42分頃、2番目の雪渓に出る。
位置的には、C780m三股付近だ。
ここもトンネルの中を通過するが、割と距離があって長いトンネル状だ。
途中、左手から枝沢の滝が本流に合流していた。
トンネルを通過すると、またもや2番目の滝が現れる。
しかも、少し大きめで、やや滑状の大滝だ。
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連続だぁ〜 |
大滝を登る |
この辺りからは、少し傾斜も増してきて、C800m〜C900m間は、滝も連続して現れる。
いわゆる、「連爆だぁ〜」・・・
メンバーたち、この連爆状態の滝を慎重に直登していく。
流石に高度感があるので、スリル満天。
高所恐怖症には、堪えるだろう・・・
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最初の難所? |
ザイル確保地点 |
いよいよ本日最初のザイル確保する地点が現れた。
ベテラン組のganさんIさん達が直登し、ザイル確保準備。
そして、沢初心者をビレイしながら、慎重な足運びで全員登りきる
自分も、超〜超初心者なのでザイルのお世話になった((笑
その後も続く滝の連続、またも「連爆だぁ〜」・・・
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崩壊・・・ |
3番目の雪渓は崩落
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ザイル確保地点を過ぎ、まもなく3番目の雪渓が現れるが、完全に崩落している。
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分岐点… |
C920m二股・南面沢
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10時20分過ぎ、やがて沢は真っ直ぐか、右手かの二股に分かれる。
ここが、C920m二股だ。
リーダーは、右手の南面沢を登ると言う・・・そう、目的は南面直登沢だ。
真っ直ぐは、見た目ガレ場状の沢に見えて、難易度は高そう。
南面直登沢、いよいよ核心部に突入か?
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スイスイと… |
滝を登る
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意外にも、ここからの直登はスリル満天で面白かった。
小滝の連続で、多少水しぶきをかぶりながら登るシャワークライムは、とても楽しい。
その小滝も無くなり、やがて枯れ沢となっていく。
ところが油断は禁物、直登で初心者には難度が高い箇所もある。
自分は、初心者の若いRちゃんにリード??されながら、後を追うように何とかザイル無しで登り切る。
追記・・・「Rちゃん、私はストーカーではないので誤解しないでね。」と冗談ですが・・・((笑
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