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前日の吹雪は何処へ… |

野塚トンネル十勝川P…
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昨日、猛吹雪の某所でのテント泊は、素晴らしい別荘地だった。
早目に起床して朝食を摂るが、前日の猛吹雪はいったい何だったんだ?
気温は低いが、テントの外は快晴に近い。
すぐに出発して、野塚トンネル十勝側Pに車を留める。
そして身支度して、6時45分、スタートする。
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遥か遠くに… |

ラッセルは続く |
スタート直後から、すぐにラッセルが始まる。
朝の陽光を背に浴びながら、前日の降雪と思われる深い新雪に驚きだ。
膝ほどの深さはあるだろうか・・・
しょっぱなから、ラッセルはキツイかも知れん。
「今時期、ありえねぇ〜」・・・ブツブツ。
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雲行き… |

ポン三の沢左股沢の二股右股から源頭部へ |
少し開けたポン三の沢左股沢沿いに忠実に辿ると、やがて雪に覆われた沢となる。
30分もしないうちに、二股となって右股沢に進路をとる。
「Yさぁ〜ん、ずっ〜と沢伝いに行くのかい?」と確認の声かけをすると、すかさずリーダーのYさんは「うん」とうなづく。
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お手上げ… |

Co1030m地点で、クトー装着
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どこまでも沢伝いに登るのだが、相変わらずラッセルは続く。
代わる代わる交代しながらラッセルするも、次第に傾斜がキツくなる。
やがて、Co1120mに達する頃、もはやシールだけでは登りきれないと判断。
ここからは、スキーにクトーを取り付けて登ることになるのだが、深い雪の下はカリカリの雪面となっている。
急勾配の斜面なので、雪崩れる可能性も大だ。
スキーで下方向に雪を押し出すと、「ズルッ」と流れていく。
「表層雪崩?・・・ヤバイんでないか。」・・・無言。
ピッチテストするまでも無く、明らかにヤバイかも知れん。
とりあえず、慎重にで登り続ける。
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天候悪化… |

稜線直下を往く |
天候は、益々酷くなるばかり。
すでに稜線が見えているのだが、時折吹雪で視界が途切れる。
いきなりP1331m峰と野塚岳とのコルの稜線に這い上がりたいところだが、稜線上はかすかに雪庇が見え隠れしている。
やはり危険と見るべきで、コルを避けて大きくトラバースするように少し離れた稜線雪庇の下側を斜めに登りながら山頂を目指す。
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僅かに… |

山頂へ大きくトラバース |
どこまでもトラバースしながら、前方にはかすかに野塚岳山頂が見えている。
殆ど潅木もないのっぺりとした大斜面は迫力がある。
スキーで滑るには最高の大舞台だ。
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最後は… |

見えない山頂へ登る |
やがて僅かな潅木帯に差し掛かり、スキーをデポし、ここからの詰めはアイゼン歩行に切り替える。
我々4人のうち、Uさんだけがアイゼンを忘れてきたらしい。
とりあえず、残り3名でピッケル片手に慎重に登るが、あっけなく視界の効かない山頂に直登してしまい、拍子抜けしてしまう。
標高差は僅か30mくらいだったのだ。
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無事… |

野塚岳山頂 |
山頂からは、360度何も見えないホワイトアウト状態。
そそくさ、記念撮影に講じてすぐにスキーデポ地点まで下山。
そして、TaさんのアイゼンをUさんに貸して今度は、私とUさん二人で山頂を目指した。
ラッキーなことに、私は1日で2度も山頂を踏んだのだ。
何も見えない山頂で、Uさんの記念撮影を済まし、再びデポ地点へ下山する。
天候が悪いにも関わらず、無事登頂できた事はリーダーのYさんのおかげであった。
Yさん、ありがとう♪
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振り返れば… |

天気回復 |
その後、デポ地点から大斜面をスキーで滑り降りるだけなのだが、深い新雪に四苦八苦する。
他のメンバーは、何事も無いように淡々とシュプールを描きながら軽快に滑っていく。
どうやら、ヘタッピーなのは自分だけらしい。
年々下手になっていく自分の苛立ちと葛藤しながら、皆に着いていくのが精一杯だった。
基礎を再度練習しないと・・・と焦っている自分が腹立たしい。
振り返れば、先ほどまでの悪天候はいったい何処へと思うほどに綺麗なシュプールが描かれている大斜面の向こう側には、綺麗なほどに眩しい山頂の稜線が見えていた。
再度、またいつか訪れてみたい今日の山であった。
帰路は、道の駅「三石温泉」に浸かって一路苫小牧経由で札幌へと向う。
そして自宅に着いたのは、午後6時をとうに過ぎていたように思う。
充実した2日間に大満足・・・いよいよ来週は、道東の山へ遠征が待ち構えている。
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