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始まりは・・・ |

国道231号線喜茂別黒川左岸沿い取付きから
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I さん、Tさんと3名で小喜茂別岳に登ることになり、当日Iさんの車で乗り合わせて登山口のある国道231号線黒川に向う。
自分とTさんは初めての山で、I さんだけ経験者というメンバー構成での山行。
今日の空模様と言うと、何となく曇りがちではあるけれど次第に晴れ間が広がってきた。
数台しか停められない黒川の除雪車回転場所に着くと1台すでに停まっていた。
先客がいるので、喜茂別岳か小喜茂別岳に行っているのだろう。
この先客の車…何となくYさんの車に似ていた。
後で分かった事だが、ずばりYさんの車で、Gさん、Aさん、I ちゃんの4名だった事が判明。
行き先は、喜茂別岳だった。
早速、身支度して登山口の黒川左岸沿いから取付く。、
すぐ右手の丘の上には送電線が南東から北西に走っている。
遠く右手に小喜茂別岳が見えている。
歩き始めは、黒川沿いの左岸沿いを北へと向う。
先客のトレースが延々と続いている。
多分、Yさんたちのものであろう。
とりあえず、このトレースを拝借して楽させていただいた。
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天気も上々… |

黒川左岸沿いを歩く |
Tさん先頭で、雪原の中を3人一列に並んで進む。
黒川を右岸・左岸と何度もスノーブリッジを渡る。
そのうち、やっぱり少し足が痛い。
靴擦れの予感…「う〜ん、イマイチだなぁ〜」・・・と独り言。
未だに兼用靴が馴染まない事に苛立ちを覚える。
とりあえず我慢して歩く。
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???… |

喜茂別岳コースから小喜茂別へと向う |
Co700m地点、このままトレース跡を辿ると喜茂別岳に向かいそう。
今日の目的は、小喜茂別岳だ。
「やっぱ、マズイかも。」・・・
その場で、3人立ち止まって読図を始める。
どうやら、行き過ぎたようだ。
ここからトレース跡を離れ、Tさんが先頭に東へと進路を変え高台の上へと上がる。
ここからは、ヴァージン・スノーの疎林を歩く。
だんだんと深雪となり、膝上までのラッセルとなる。
この位置からだと全く先が見えないが、方向的には間違いない。
時々交代でラッセル。
やがて前方に、割と大きな深い沢地に阻まれる。
沢地の向こう側に往くには、少し躊躇するほどの雪崩斜面の傾斜だ。
少し戻るように南下すると手頃な場所があり、ジグを切りながら沢底へと降りて何とか反対の尾根に取付く。
結果的に、3度ほどの沢地を渡る破目になる。
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一呼吸… |

何度かの沢地を渡り、後ろを振り返る
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此処まではスリルの連続だが、それなりに面白かった。
しかも、読図の勉強にはもってこいの連続だ。
まだまだ先は長い、油断はできない。
幸いに、天気が良いのが救いだ。
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緩斜面? |

前方にはもう一つの沢地 |
前方には、もう一つの沢地が見える。
多分読図する限りでは、これが最後の沢地と見る。
このまま真っ直ぐに突き抜けれそうもないとみて、とりあえず山頂方向に向いながら適当な箇所を見つけて沢地を渡る。
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オ〜ッ・・・ |

遠くに羊蹄山 |
やがて、目的の雪原に出ることができた。
後は、忠実に山頂へと辿るだけ…
疎林も途切れた雪原からは、羊蹄山が薄っすらと見えていた。
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行列… |

リーダーIさん、先を往く |
ここからは、もうすぐだ。
重い雪質の膝上ラッセルで、キツイ登りが続く。
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遥か… |

小喜茂別岳が見えてきた |
ようやく、ここで小喜茂別岳の山頂が見えてきた。
あとは、大きく右に回りこんで登るだけだ。
途中、本来登るべくコースには、前日のものかと思われる少し雪を被ったスノーシューの跡があった。
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大詰め… |

山頂への最後の登りをTさんが往く |
最後の大詰めは、急登だ。
Tさんと、私が交代にラッセルして登る。
I さん、ややバテ気味…遅れだす。
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平坦な小喜茂別岳山頂 |

平坦な小喜茂別岳山頂 |
最後はTさんが、山頂へと導いてくれる。
ついに小喜茂別岳山頂に辿り付く。
山頂は、比較的なだらかな広い雪原だった。
山頂で小休止後、すぐに本来のコースの下山にとりかかる。
下りは深い雪のせいか、思うように滑らずブレーキがかかる。
緩斜面では、お手上げ状態。
ある程度の斜面では、何とか滑れるも、そのうち私とTさんのスキーの滑走面が雪で団子状態。
こうなると、もうお手上げ状態。
でも I さんの板は滑るらしい。
その I さんからワックスを借りて、何とか滑るようになる。
時折読図を繰り返しながら、何とか無事に登山口に辿り着いた。
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アレッ、何だ??? |

アクロバットスキーの舞台 |
下山後は、スキーを担いで国道沿いを歩き、駐車地点に戻ると何やら車がいっぱい、人だかりになっていた…
いったい何があったんだろう???
よく見ると、外国人さんもかなり居た。
駐車地点から少し奥には、カメラやビデオを構えたギャラリーの人だかり…
見上げれば、国道沿いの岸壁には外国人のスキーヤーが立っていた。
いったい何が始まるんだ?
聞くところによると、岸壁からスキーでアクロバットしながら降りてくるという。
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凄いっ! |

岸壁でのアクロバットスキー |
自分達も、ギャラリーに混じってカメラを手にしながら見ていた。
やがて、クルーたちがOKサインを出すと、ギャラリーから大声援の嵐が…
…と同時に、スキーヤーが岸壁を飛び出した。
空中で転回しながら、ほぼ垂直の岸壁を落ちるように滑り降りてくる。
あっという間の出来事だが、ギャラリーからは、大歓声が沸く。
思わず、自分達も歓声をあげていた。
映画やTVではよく見る光景だが、本物は迫力が違う。
言葉にならないほどだった。
まさかこんな場面に遭遇するとは思わなかった…
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アクロバットチーム? |

外国人アクロバットチームクルー? |
アクロバットスキーを終えたクルーたちの様子は、「やり遂げた」という満足感でギャラリーと共に賑わっていた。
さて最後になるが、今日の小喜茂別岳登山行程は、沢地ありの「中級以上のコース」と位置づけたい。
多分、この行程を歩いた人は居ないのではと思われるから。
あえて言えば、「汗を掻きたい人」向けの「小喜茂別岳にも沢屋向けコース」があった…とでも言うべきか((笑
流石に、今日のこの行程は面白かった。
だからと言って、お勧めはしませんが…
あ〜、それにしても下山後のアクロバットスキーのサプライズに大感激だった。
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