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砂蘭部岳(983.8m)
〜中二股川からアプローチ〜



   
【山行日】2010年7月4日(日)【天候】曇り時々雨
【地域】道南の山 【標高差】約720m
【駐車場】林道ゲート前駐車可。 【人員構成】山仲間総勢3名
【GPS】〜DAN杉本  赤・登り〜青・下り 【広域地図】 〜提供
                
【行程&タイム】 休憩時間含む 砂蘭部岳
登り下り時刻 場 所
05:30 林道ゲート前   
06:30 南面直登沢出合い
09:15↓〜09:30 砂蘭部岳
10:25 Co720m南東面直登沢
11:35 Co380m二股
13:00 二股川本流出合い
13:25 林道ゲート前
登り3:45 下り:3:55 【行動時間】約7時間55分(休憩含む)




開かずのゲート?
林道入口
林道ゲートから

前日の積丹珊内の鉞山から、今日は道南の砂蘭部岳遡行だ。
前夜、急遽、八雲のBさん宅の事務所で無理に泊まらせていただき、翌朝今にも泣き出しそうな霧雨の中を砂蘭部岳へと目指す。
この沢から目指す砂蘭部岳は初めての遡行だが…空模様を見ると、やはりいまひとつテンションが上がらないのは自分だけ?

とにかく一路、桜野温泉前を通過して、魚影が豊富な野田追川支流中二股川沿いの林道に入り、ゲート前で車を留める。
ここからは、右に中二股川を見ながら1時間ほど林道を淡々と歩く。


崖?
デポ地点
野田追川支流中二股川
そのうち、登りに使う南面直登沢が見えてくる。
そこへ取り付くには、林道から100mほどの崖に近い急斜面を潅木や笹などを頼りに下り、中二股川へ入渓する。
そこからさらに下流へと戻り、南面直登沢に取り付く。

この美しい中二股川の清らかな流れに吸い込まれるように深みを覗くと確かに魚影がうごめいている。
渓流釣りに人気なのもうなづける。
ここから…

連続する小滝群

霧雨が漂う南面直登沢出合いは、辺り一面ゴーロ帯となっていて、沢水もまばらに伏流となっているが、やがて釜を携えた滝や連続する小滝群に遭遇する。、
Kさん、Yさんの甲高い雄叫びが木霊すれば、熊もさぞかし寄り付かないだろうなぁ〜((笑。


前日の鉞山と違って、沢自体淡々とした登りが続くが、標高はグングン稼ぐ。
時折、場所が特定できないほど枝沢が入り込んできて、何度も立ち止まっては地形図を覗き込む。

どっち?

Co450m二股
Co450mまで高度を上げるとやがて二股となる。
ココは、左股の支流の方がハッキリしているが、右を往く。

この先からは、水量も減る一方でやがてCo600m付近で涸れ沢となった。
雨が…

藪沢?
その後は当たり前だが、滝などはもうないに等しい。
ちょっと物足りない沢だ。

強いて言えば、ココから先は藪漕ぎとなるのか不安がよぎる。

ミニチュア?

ミニゴルジュ?

僅かではあるが、そこそこに水の流れが出てきて驚く。
その流れの先には、ミニチュア版のゴルジュが待ち構えていた。

そこは跨ぐように難なく通過すれば、やがて遠くに岩だらけの沢地が見えてくる。
怒涛の岩群…

ガレ沢

そしてCo700m辺りから、ガレ場となりCo760mの崖地帯まで延々と続く。
とにかく、ガレの規模が大きいのだ。

どこまでも続くガレ場のロケーションは久々だ。

やがて崖マークがある位置まで登る。
山頂…

砂蘭部岳

最後は、笹薮の急斜面を100mほど漕いで稜線に躍り出ると、あとは左手に向って歩くと、ダケカンバの枝にピンクテープ結ばれていた。
どうやらココが山頂のようだ。
何だかんだ言いながらも、展望の利かない山頂であるが、思いのほか感激である。

あ〜、鉞山よか、こちらの砂蘭部岳のほうが気負いすることなく登れるようだ。
晴れていれば、最高のロケーションなんだけどなぁ〜
ヤバイ…

巨大な雪渓

山頂でのしばしの休憩もそこそこに、すぐに下山開始。

再び藪に突入して、南東面沢への急斜面をドンドンと下るが、時折崖に阻まれて立ち往生。
それでも下る場所はあるもので、ザイルを使用しながらドンドン下降するとやがて雪渓を携えた沢地に躍り出た。

南東面沢を下れば、南面直登沢より美しい滝の流れが数多く見られる。
最大の山場は、大きな口を開けた雪渓の滝に手こずりながらも、懸垂下降で乗り切る。
静けさ…

雫の滝の飛沫

その後も淡々と続く滝群を難なく下降…やがて左手の崖から降り注ぐ雫の飛沫に一人酔いしれながら物思いにふける。
やがて淡々と下れば、中二股川の出合いに辿り着く。

複路で見た中二股川は往路で見た中二股川の清らかな流れよりも、よりいっそう綺麗なコバルトグリーンに陽光が射して輝いていた。

安堵の溜め息も束の間、再び林道に向って100m以上ある崖斜面を這うように、黙々と登り、林道に躍り出る。

ここからは、30分もかからなかったように思うが、足取り軽やかに起伏のない林道を歩きゲートまで辿り付き下山完了となる。

その後、近くにある貸切状態の桜野温泉で汗を流し、道央高速を利用して一路札幌へと向かい解散となった。

今回、お世話になった皆さまに感謝すると共に、有意義な2日間を過ごせた事に満足感一杯となった。

最後に、「低山といえども侮るべからず、そして恐るべし…」と感じた山行であった。




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