|
変人3人組み? |
ぶな滝出合い
|
もう11月だと言うのに、HYML仲間のGさん、Iさん、そして私の変人3人で沢登りに行くことになった。
確かにこの時季の沢登りは、寒いので敬遠すると思うのだが、でもこの3人は違っていた。
やっぱり変人だった・・・((笑
でも意外にも今日は暖かかった。
早朝、某待ち合わせ場所でメンバーと合流、私の車で8時過ぎには、黒松内岳登山口に着く。
最初は、林道歩きから始まる。
とは言え、殆ど歩かずにぶな滝出合いに着き、すぐに遡行を開始する。
いきなり、ぶな滝を通過。
|
|
いよいよ… |
Co285m二股 |
幾度か小ぶりな滝を通過すると約30分弱で、Co285m二股出合いに着く。
ここは右股を往くが、ここからは、Iさんがリーダーになり先頭を歩く。
|
|
慎重に… |
Co300m…10mの滝 |
右股を入るとすぐに、10mの大滝に出る。
直登は無理か?
シャワーを浴びながらのクライムなら行けそうだが、この時季には生理的に受け付けないだろうなぁ〜!
ならば、左岸側の壁を登りしかないかも。
Iさんが壁の中間辺りまで登るが、ここから一手のホールドが微妙だ。
そのあと、自分がIさんの助けを借りて一気に滝上へ駆け上がる。
実際は、かなり微妙でヤバかった。
その後、滝上からザイルを出し、IさんとGさんを確保し、滝上に上がってくる。
ここの滝は、ザイル確保無しだとやや上級者向けか…
|
|
難所も… |
Co340m…5m滝
|
次々と小滝を遡行していく。
やがてCo340m…5m滝に差し掛かる。
さほど大きな滝ではないが、右岸をへつりながらも難なくIさんはすんなりと突破する。
後続のGさんと私は、やや違ったルートで突破。
その後、休み無く小滝が連続する。
|
|
滝というよりは… |
Co375m…1mの滝 |
次にCo375m…1mの滝の超が付くほどの小滝が現れるが、それがどうして、簡単には通過させてくれない。
滝下は深さは胸までか?小さな釜になっている、どいみても左岸側からしかヘツレない。
ヘツるしかないのだが、それもスタンスもホールドも殆ど無し。
先頭のIさん、Gさん二人は、何度もヘツリを試みるが上手くいかない。
結局、二人とも腰までドボンする。
最後に残された自分は潔くあきらめて、最初から腰まで浸かりながら通過した。
あぁ〜情けなや…
|
|
尾根上へ・・・ |
Co410m…S字状のゴルジュの滝 |
次の核心部は、一枚岩ののっぺりとした壁状の5m滝が現れる。「直登は絶対無理だべやぁ〜」
という事で、Gさん一人、そしてIさんと自分の二人は別ルートで高巻く。
その後、Co410m…S字状のゴルジュの滝が20mほどの長さが続く。
このゴルジュ、通過には難も無く、なかなか面白い。
「うぉ〜スゲぇ〜」と歓声があがる。
その後は、小滝があるだけで450m、535mの分岐はいずれも右に入る。
やがてCo585m源頭部に着き、いよいよ藪突入となる。
|
|
|
雲行き怪し… |
夏尾根登山道 |
尾根の夏道に出るため、真北方向に舵をとり、藪漕ぎに突入するもいきなり「夏道だぁ〜」とIさんの声が響く。
藪突入後、僅か5分程で難なくCo620m辺りで尾根夏道に出る。
あっけない幕切れとなったが、その半面楽勝で幸いした。
ここから山頂を目指すが、周りはガスの中…
およそ10分も登ると、黒松内岳山頂に着く。
山頂には、夏道登山者が3名居た。
|
|
|
右か左か… |
黒丸内岳山頂 |
山頂は、ガスに覆われ風は強い、でも笹藪が強風を遮りそれほどでもない。
前回もそうだが、この山頂、晴れたためしがない。
「景色はイマイチかぁ〜」…((笑
この時季なら寒いはずが、さほど感じられずに済んだ。
すぐに恒例の山頂ラーメンで身も心も温める。
寒い日はやっぱりこれだわ…
昼食後すぐに下山を開始、山頂西側のCo700mのポコへ向う。
ここから実質重滝沢右股の下りルートをとっているはずが、いつまで経ってもブタ沢状態。
後にルートミスをしていた事に気がつく。
Iさんと私が、いつまで経っても滝らしい箇所が現れないので「涸れ沢の笹の洞門」などと笑い飛ばしながらGさんの後に付いていった。
Gさん曰く、地図を見ながら「あれっ〜ルート間違ったわぁ〜」としきりに呟いていたのを見て、Iさんと私は大声で笑ってしまった。
|
|
|
無名滝… |
10mの大滝 |
その後、ようやく大きな滝に出た。
ここは、潅木に頼るように巻きながら下降。
滝下でこの日最後の休憩をとる。
あの「涸れ沢の笹の洞門」のブタ沢は、いったい何だったんだろう。
しきりにGさんは、地図と睨めっこしていたのは印象的だった、
まぁ〜、ある意味遡行したことがないこのブタ沢、一応こんな沢があったんだと思えばいいか。
|
|
|
また… |
懸垂下降するIさん |
つぎの滝は、クライムダウンは無理か?
川に跨っている大きな倒木にザイルを掛け、懸垂下降する。
3人共手馴れたように、次々と懸垂していく。
|
|
|
林道が… |
ぶな滝出合い |
懸垂後まもなく、ぶな滝沢出合いに近づくと林道が見えてくる。
14時05分、林道に出る。
後は、登山口までの僅かな歩きだ。
|
|
|
おしまい… |
林道から駐車地点へ |
あとは車がある登山口駐車地点に戻るだけ。
Gさん、Iさんの後姿を見るのも今シーズンこれが最後か…
多分、本当に最後の沢納めなることだろう。
とくに、Gさんには大変お世話になったので、紙面を通して感謝申し上げます。
「本当にありがとうございました。」
そして、Iさんとも数多くご同行させていただきありがとう。
また来年、沢登りしましょうね…
|
|